不安視されていた欧州市場でのストレスレストの結果は、概ね予想の範囲内にあったといわれていますが、その検査基準うんぬんよりも、不合格が8行しかなく、先日不安視されていましたイタリアの銀行が全て合格となった点などは、しばらく市場に安心感を与えることとなると考えられておりました。

とはいえ、今後もいつ不安材料が噴き出すかわかりません。しかし、リーマンショック以降今回のような、

悪い実態がぼろぼろと噴き出す

市場は不安定になる

政府による対応策や
ストレステストなどで安心感を与える

市場は安定化し、インフレ気味に上昇する

何かをきっかけに(今回はQE2終了、アメリカ経済指標悪化、EU圏債務問題など)
再び悪い実態が・・・・・

といった流れを、ずっと繰り返しております。実態がどこまで回復しているかはわかりませんが、100年に一度といわれた金融クラッシュを起こしたあとです。そんなに簡単に回復するわけがありません。

やはり、先進国はこのような状態を少しずつ少しずつ改善してゆくしかないような気がします。いま時代は完全に新興国の成長に支えられております。中国は先進国の今までの財政政策、金融政策をよくよく研究しております。いまのところ中国経済は高い成長率を維持しながら、株価や不動産価格等はソフトランディングさせるといった政策がうまく機能しております。

そんななか私は、世界経済破たん回避のための最後の砦は中国だと考えております。現時点では、中国経済は維持されております。まだまだ、前述の繰り返しの流れが続くのではないかと思います。

さて、金に対してですが昨晩のNYでの金価格を見る限りではストレステストの結果は全く信用されず、相当な不安心理が安全資産として金に資金を向かわせていると考えられます。

ここまでのスピードで上げていくとは想定しておりませんでしたが、今回の上昇もそのうち収まると思います。安定的な方法で行くならば、大勢には逆らわずあくまで下げたところを買って行きます。しかし、積極的に相場に取り組むという方法をとるのであれば、少なくとも5月の高値であります4,103円を越えた場面からの売りあがりを狙っても面白いと思います。

株式市場での不安感が強い割には、原油やプラチナがあまり下げていないところを見ますと、金の上昇が一時的なのか、プラチナの上昇が一時的なのか注意して見守る必要がありそうです。

追伸 ETFが急増しております

⇒地場の血統


ETF残高 1553.39(18日)1540.06(15日)1529.45

リースレート -0.06%(18日)-0.07%(15日)-0.05%

CFTC大口投機家 買越 197,597枚(12日) 先週 買越 157,775枚