NY金 1749.50 +9.10 0.52%
NYダウ 12716.46 +83.55 0.66%
ナスダック 2848.27 +34.43 1.22%
ドル円 76.11 (15:50現在)

FOMC(米連邦公開市場委員会)の金融緩和策の引き伸ばしによる、ドル安金高といった資金の流れになりやすいところへ、昨年5月から落ち込んでいたISM(米供給管理協会)の1月の製造業景況指数に改善傾向が見えたことや、アメリカだけでなく中国やEU圏の製造業指標も好結果となり、昨晩の金市場はリスクオンの観点から9ドル高と、ここ数日の高値を更新する動きとなりました。米ADP雇用統計(民間の会社)が発表されましたが、前回・事前予想ともに下回りましたが大きな影響はありませんでした。

明日金曜日22:30に発表される米政府発表の雇用統計における1月の非農業部門雇用者数は前回ほどの数値とはならないまでも、今回も大きく増加傾向にあることが予想されております。事前予想と大きく違わない数値であった場合は、本日同様に買われやすい地合いにあるため、どうしても上向きの流れになりやすいでしょう。

問題のギリシャ債務交換交渉は、どうやら一歩前進しているようです。昨晩、IIF(国際金融協会)からスポークスマンを通して発せられたものですので間違いないと思われます。しかし、どうやら問題は今までのPSI(民間部門関与)での債務減免ではなく、ECBやユーロ圏の政府といった公的部門関与が必要であることのようです。

交渉合意後には、実際の融資額を決めるEU、ECB、IMFといったトロイカとギリシャ政府との協議の時間も必要です。こうなってきますと、選挙を控えたフランス政府、国内をまとめきれないメルケル政権、さて今月中?にまとまるのでしょうか。

話は変わりますが、先週、スイス最古のプライベートバンク(創業1741年)が、アメリカ人顧客の脱税ほう助で起訴され、事実上看板を下ろすことになったようです。プライベートバンクとは、資産保全の意味でも通常の銀行とは違い富裕層に人気がありますが、それ以上にその顧客情報に関する秘匿性が非常に高い為、信頼されてきました。その最古のプライベートバンクが潰されたということは、現在の世界的経済危機において、政府が特にアメリカ政府は(アメリカ人顧客から始まった事件なので)隠れているお金を表に出させ、それを巻き上げる策に出ているのでしょうか。運用実績などは、米英の投資銀行のほうがよほど良いわけですから、その秘匿性が脅かされた以上、プライベートバンクは大きな価値を失う事となります。このようなお金は、今度はどこに逃げ込むのでしょうか。金の現物でしょうか。

年初から順調に増えてきたETF残高も今週はパタリと止まり、FOMC効果も止まっている感じはしますが、NYの価格は上昇しております。実需系というよりも、どちらかと言えばファンド系の資金流入が最近の価格上昇の原動力となっているようです。現在のように金のRSI(相対力指数)が70に近い状況であるにもかかわらず大きな調整が入らないところから考えますと、もしかすると一度100~200円程度跳ね上げてからの下げになるのかもしれません。ファンド系の資金がメインであれば、必ず調整が入る時が来ると思いますので、慌てず下げたところを待ちたいと考えております。本当に怖いのは実需系です。

⇒海外価格換算サイト

海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1568.01(1日)1568.01
リースレート -0.28%(1日)-0.28%

CFTC大口投機家 買越 142,223枚(24日時点) 先週 買越 136,029枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統