NY金 1758.50 +32.60 1.89%
NYダウ 12965.69 +15.82 0.12%
ナスダック 2948.57 -3.21 -0.11%
ドル円 79.93 (13:13現在)

商品市場全般は想定以上に大きく買われている感じを受けます。ギリシャの第二次支援はそれほどサプライズではなく、市場にとってはほぼ織り込み済みといったところであったと思われますが、安心買いといったもの、または売り方の買い戻しもいくらか入っているのでしょうか。

しかし、ギリシャが復興できるかどうかは別にしまして、当面のデフォルトリスクは後退したわけであり、市場に残ったものは安堵感と過剰流動性と言う事になります。先進国中央銀行は2008年の金融危機以降、軒並み金融緩和策を進めてまいりました。その流動性はいかほどか。

FRB(米連邦準備制度理事会)ではそれまで9000億ドル程度であったバランスシートを量的緩和に伴って2008年10月頃から現在まで2兆9000億ドルに膨ませております。また、ECB(欧州中央銀行)では1兆5000億ユーロから2兆7000億ユーロまで、BOE(イングランド銀行)では1000億ポンドから3000億ポンドへ、そして我らが日銀は110兆円から140兆円まで、大まかにドルで計算しますと2008年以降4.3兆ドルもの流動性が供給されている状況です。

景気が悪化してゆく中での負のスパイラルから、抜け出すための一つの方法として信用は関係なく融資することや、無理やりにでも消費、投資マインドを改善させるといった手法をアメリカのFRB理事長バーナンキ氏が先導して世界の通貨量は増大しました。大量の流動性で緩和された経済において、問題はそのスパイラルが好転し始めた後です。

今回のギリシャ問題もひとまずは落ち着いたわけでして、今度の世界の議題はインフレ抑制となります。しかし、先月のFOMC(米連邦準備理事会)声明では、2014年遅くまで金融緩和を続けることを発表しており、最近の商品相場は急騰しております。日本では円安も加わって更に速いスピードで上昇しております。中国などの新興国需要が2008年時ほどあるとは思いませんが、この膨大な流動性は今後の商品市場で猛威を振るう可能性が大きいです。

金、プラチナ、ガソリン、原油、ゴム、とうもろこし、大豆全て、RSI(相対力指数)は、注意すべき70をこえて80を超えているもののあります。とはいえ、こういう相場は下手に売りから入ると、ひどい目に合う事がありますので、気を付けましょう。

金は、ドル建てで想定の先日高値1760ドル近辺まできておりますが、ドル円の79円までの動きが予定外であり、想定しておりました4,450~4,500円の壁は上抜け、現在の東京市場は4,500円を超えております。ここから上の価格では現物の売り物も出てくるとは思われますので、若干上値も抑えられる可能性もあると思いますが、ボラティリティも非常に高く危険な水準であることは確かですので、売買はお勧めしません。堅く行きます。調整安をじっと待ちたいと思います。

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ETF残高 1580.57(21日)1580.12
リースレート -0.26%(21日)-0.27%

CFTC大口投機家 買越 167,420枚(14日時点) 先週 買越 177,507枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統