NY金 1566.90 +1.40 0.09%
NYダウ 12644.41 +70.84 0.56%
ナスダック 2892.42 +33.33 1.17%
ドル円 80.25 (11:10現在)

原油の急落に対する修正高に、金も同様に小幅の反発となりました。テクニカル的には下げ過ぎ感も強く反発したといった見方になりますが、ファンダメンタル要因としましては、強弱入り乱れての状況でした。

当面のパニックを避けられたギリシャでは、前連立与党であったND(新民主主義党)とPASOK(全ギリシャ社会主義運動)に加え、国民の緊縮財政策に対する理解を得るための緩衝役としてDL(ギリシャ民主左派党)との3党で組閣が決まったようです。また、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの4カ国首脳会議で1300億ユーロ規模の景気刺激策、成長推進策を28、29日のEU首脳会議で締結することに合意しました。以前より予定されておりました1000億ユーロ規模の欧州危機に対応する救済基金については、特に発表はありあませんでした。今週末のEU首脳会議の結果次第でひと波乱といったところでしょうか。その他、ムーディーズは欧米の金融機関の格下げを発表しました。

今回合意されたユーロ圏の成長推進策について前向きな事であるとの評価もできますが、これも私が思うには表面的な問題解決であり、単なる時間稼ぎにしかならないのではないかと考えられます。現在のユーロ圏の盟主であるドイツは、ユーロ全体での景気刺激策に対しては財政統合なくとも前向きなのですが、ファイアーウォール(弊害防止措置)であったり、救済基金、ユーロ共同債などについては財政統合を主張し反対します。メルケル首相も、当然ユーロ圏の利潤というよりも、ドイツの国益を最優先している状況です。

今回の成長推進策の明確な内容が明らかにされておりませんが、もしかするとドイツなど財政の安定しているその他ユーロ国に対してユーロ共同債を財政統合なしに受諾させるための交換条件として、この景気刺激策が出された可能性があるのではないかと踏んでおります。そう考えますと、もしかすると今週末のEU首脳会議では短期ユーロ共同債についての話がまとまるかもしれません。

その時の市場の反応としましては、もちろん上昇となります。しかし、先々週のような歴史的な大量ユーロドルのショート(ユーロ売り)ポジションは4割近く解消され、むしろ戻りを売狙う資金が待ち構えているように考えられます。ドル建て金市場も上値を買い進む様なファンドの動きは見られないようです。

噴き上がった価格を売ることが出来ればと思います。どちらかと言えば金の上値は重いように感じます。

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世界ETF残高 1602.94(22日)1601.80
リースレート -0.10%(22日)-0.11%

CFTC大口投機家 買越 136,404枚(19日時点) 先週 買越 132,315枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統