2012/9/19
NY金   1769.30 +0.60 0.03%
NYダウ 13577.96 +13.32 0.10%
ユーロドル   1.3022 (11:51現在)
ドル円 78.32 (11:51現在)
東京時間 水曜夜間・木曜日中(現在)
4,527円~4,509円~4,478円~4,469円~4,485円~4,437円

昨日の日本時間では日銀の国債買い入れ枠増額がサプライズとなり、ドル円が79円台まで急騰することとなり、金価格も一気に4,500円台へ急騰することとなりました。積み上がっていた円売りの買い戻しが一巡すると、先月半ば以来の円安局面であり、根強い先行き不安からやれやれの円の売戻しも入り、結局のところ円が行って来いとなりました。夜間取引ではそのまま4,500円台からのスタートとなりましたが、ドル円の動きに加え、原油市場が米国の在庫急増を理由に急落したことも、金価格を大きくあっぱくするよういんとなりました。

21:30ころ発表されたアメリカの住宅着工、建設許可数が改善されたことや、その後中古住宅販売件数が2年ぶりの高水準となったことで、ドル売り金売りが加速する場面もありましたが、夜間取引中の安値4,469円を付けて以降は、ほぼ4,470円台で6時間ほど横ばいとなりました。東京時間では中国のHSBC製造業PMIが10か月ぶりの低水準となったことから、リスクオフ、円買い、となり金も本日の安値更新となっております。

欧州関連では、ポルトガルの国債入札は順調であり、本日17:30からのスペインの10年債入札について前向きな観測のもと利回りが大きく下がっております。しかし、それほど大きく欧州株式が買われることはなく、またユーロの動きもユーロドルはしっかりしておりますが、対円では円高が進んでおります。ドイツの政府報道では一悶着あった新しいユーロ圏支援基金ESMは10月8日からの稼働が可能であると伝えられております。

スペインの国債利回りが低下していることは良いのですが、まだギリギリのところで踏ん張っているだけであり、ギリシャの問題が悪化した場合は、あっという間に巻き込まれてしまう状況であると思われます。問題のギリシャは今までの支援条件である95億ユーロの歳出削減から20億ユーロもの追加削減が必要とされていると言われておりますし、予定している削減策は上手く進んでいないようです。本当にデフォルトがあるかもしれません。

アメリカでは追加緩和が決まったものの、経済指標については相変わらず株式の反応とは逆になるパターンの動きが垣間見られます。大統領選を前にして、金融市場の混乱はまずないと考えられますが、欧州次第ではその可能性もあると考えられます。米金融専門週刊誌バロンズでは、16兆ドルの連邦債務、来年の「財政の崖」問題の見通しが立たない限り、現在抑えられている金利も上昇し始める可能性がある。そして、もし金利が1%ポイント上昇すれば、財政赤字は1000億ドル増え、FRBの資本は1500億ドルの欠損となり、それが大きくなればドル離れ、混乱が起こるとのレポートを寄せております。そして、その対策として金投資を紹介しており、極端な場合はドル建て金が1万ドルに達する可能性もあるとのことです。その時は、相当な円高も予想され、円価格は単純に現在の1,800ドルの5.5倍とはいきません。

われわれ実践家からしますと、あまりに極端な内容であるため鵜呑みにすることは出来ませんが、まさにその状況こそが、量的緩和の最悪のケースとなる「ハイパーインフレ」と言う事になります。欧米は、現実に難問を抱えております。日本は、財務省・政治家の詭弁・財政危機演出で消費税率引き上げをしているだけです。借金が1000兆円あっても、資産が1000兆円以上あるのが日本政府です。(「国民経済計算年報」より)借金が1300兆円あって、資産が200兆円しかないのがアメリカ政府です。(FRBホームページより)

さて、今後はどうなってゆくのでしょうか。日本政府がどこまで他国に貢ぐのかどうかはわかりませんが、最も安全なのは、実は円なのかもしれません。(金の次にですが・・・)今晩は、スペイン国債入札のほかに米連銀総裁の講演が多くあります。

さて売買指針ですが、本日は、昨日の急騰からの行って来いということで大きな調整安となっております。80まで上昇していた相対力指数も一気に60台へ低下しており、4,400円辺りまで調整はあるかもしれませんが、押し目買い場面であると思います。

本日 米 失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数
28日スペインの銀行ストレステスト
来月8日ユーロ圏財務相会合、ESM稼働? 9日財務相理事会、18、19日EU首脳会議

ファンダメンタル 
日 金融政策決定会合 資産買入れ枠10兆円増・全体として70兆円から80兆円へ
買入れ基金55兆円(短期国債・長期国債 各5兆円増)
共通担保オペ25兆円
   白川総裁 海外経済の減速長期化で景気判断を下方修正
        回復の時期は半年ほどずれて、今年度後半の見通し
        長期国債買い入れの下限金利も撤廃(札割れ防止のため)
英 英中銀金融政策委員会議事録 資産買入れ枠、金利据え置きを全会一致で決定
米 8月住宅着工件数 前月73.3万件 予想76.7万件 結果75.0万件
  8月中古住宅販売件数(前月比) 前回+2.3% 予想+2.0% 結果+7.8%
遠藤 豪

世界ETF残高 1643.26(18日)1641.01
リースレート -0.21%(19日)-0.19%

CFTC大口投機家 買越 182,016枚(11日時点) 先週 買越 170,464枚
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