【NY市場】 2013/1/31
NY金 1660.6 -19.30 -1.16%
NYダウ 13860.58 -49.84 -0.36%
ドル円 91.72 +0.64
ユーロドル 1.3577 +0.0010
【東京市場】 2013/2/1
夜間/始値・高値・安値・終値
4,916円 1,920円 4,878円 4,892円
日中/始値・高値・安値・現在
4,917円 4,918円 4,910円 4,915円

ドル建て金の急落、円安ドル高の動きが強まり、昨晩は高値から40円以上の急落となりましたが、今朝の東京市場は至って静かであり、現時点で前日比8円安、上下8円幅の推移となっております。一昨日の米国GDP成長率がマイナスとなったことを受けて急上昇となった金ですが、一晩明けて20ドル安となりあっという間に元の値動きに戻ったといったところです。

現在は金にとって、決定的な材料はなく、先々を見通すことが非常に難しくなってきております。FRBの量的緩和による金融市場の下支えは際限なく行われることはわかっておりますが、そのことによる実体経済との歪はますます広がるばかりであり、いざ現実へ戻ろうとするときは大変慎重な政策が求められるでしょう。しかし、FRBが緩和を続ける間は、見かけ上であっても株価や商品価格は上昇することになり、見極めが難しいところです。

ただし、万が一にも市場参加者がドルを信用しなくなった時にはリーマンショック以上の暴落が起こることとなります。些か単純な比較で申し訳ありませんが、現在のNYダウと日経平均の価格は1985年と比べてどう変化したでしょうか。

1985年とはプラザ合意の年です。プラザ合意のあった9月のNYダウ平均は1,300ドル台でした。そして、日経平均は12,000円台でした。235円していたドル円は現在90円。ダウは10倍の13,000ドル、日経平均は今とあまり変わりません。米国経済は当時と比べ10倍にも発展したのでしょうか。そうではなく、ドルの価値が下がっているという事が最大の理由なのではないかと思われます。

当時は現在よりも経済成長の伸び代も大きく米国が世界覇権国として力を奮っておりました。よく言えば今も昔も米国は世界の消費を支える大国でしたし、その原資は属国(きつい表現ですみません)からの借金で成り立っており、属国もアメリカの消費によって経済成長していたのです。その代表格が日本です。しかし、財政赤字、貿易赤字が増え続ける一方で、どこかでその図式を変えなければ米国が破綻してしまいます。そこで、ドル安誘導することでドルの価値すなわち借金を減少させ、財政赤字、貿易赤字ともに解消しようとしたのです。

形は違いますが、何となく現在の米国を取り巻く状況と似ているように思いませんか。やりたい放題やって、そのつけはみんなで受け持つといったやり方を再度するつもりでしょうか。当時ほど米国の力は一極集中型とはなっておらず、中国という新たな実力国が興隆して来ましたので、プラザ合意ほど極端なことは出来ないと思われます。

米国は自由の国と言われます。実力さえあれば、あらゆることが可能なのでしょう。しかし、弱肉強食といった非常にシビアな面もあります。日本は米国と一蓮托生が良いのでしょうか。難しい問題です。現在の日銀の金融緩和、量的緩和も日本のためでもあり、米国のため(米国債を買うため)でもあるということです。このようなことが歴史的に繰り返される可能性もありますが、現状はまだまだFRBは健在ですし議会も財政問題を先送りしております。少なくとも7月の参院選までは、大きな流れに変化はないと思われます。

さて、短期的に見ての東京金ですが上昇力は今ひとつであり、そうかと言って大きな調整安もありません。やはり、円安ドル高は金にとってはそれほど良い上昇材料ではないようです。仕方ありません。様子見です。

経済指標
米 新規失業保険申請件数【万件】 前月33.0 予想35.1 結果36.8
遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1328.09(31日)1328.09
リースレート -0.10%(31日)-0.10%

CFTC大口投機家 買越 151,897枚(22日時点) 先週 買越 145,116枚
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