【NY市場】 2013/4/9
NY金 1586.7 +14.20 +0.89%
NYダウ 14673.46 +59.98 +0.41%
ドル円 99.03 -0.34
ユーロドル 1.3083 +0.0076
【東京市場】 2013/4/10
夜間/始値・高値・安値・終値
5,023円 5,076円 5,005円 5,075円
日中/始値・高値・安値・現在
5,057円 5,072円 5,056円 5,065円

昨晩の欧州時間は殆ど動きがなく、利食いが先行している状況の中で、一時は24円安の5,005円まで値を下げルバ面もありました。しかし、特に商いが盛り上がる場面もなく、じわじわと価格は上昇し、相場からは底堅さを感じざるをえない状況でした。

23時には98円台に入っていたドル円でしたが、米国経済指標の卸売在庫が予想以下の内容であったことをきっかけにしたかどうかはわかりませんが、99.20円まで約40銭急激に上昇しました。同時に、ドル建て金も1,575ドルあたりから10ドル以上上げる動きとなり、東京金は5,025円から5,070円まで大きく上昇することとなりました。

案外単純に米国の経済悪化が金融緩和継続という考え方に反応して、金価格上昇にドルが売られたということなのかもしれません。ドルが売られるということはユーロが買われましたが、それでも円は売られる。よって、円建ての東京市場の金はより上昇しやすくなっているのでしょう。

一昨日の5,000円台を再び回復した寄付きには1時間で約22,000枚の売買が行われました。そして昨晩からは、それ以来続いた5,010円から上下10円程度のレンジを上抜け、5,060円前後での推移となっております。出来高は多くもなく少なくもなく、価格は安定していると考えざるを得ません。

テクニカル的には急激な上昇に対する調整の可能性もありますが、私の経験則、またそれを基本とした相場から肌で感じるものは反して、もう一段の上昇を私に語りかけてきます。先日の大暴落前もそうでした。ここまで急激な上昇は想定外でしたが、まだありそうな感じを受けています。

現在はお客様に置かれましては利食いを先行させていただいた後であり、調整安を買うといったスタンスに変化はありません。しかし、積極的に売買をするのであれば、この場面は今一度買い場面なのかもしれません。また、急騰後を売るという手もあります。ボラティリティが高まってきている場面でもありますので、十分に考えてすべきでしょう。

安全策をとるならば、今は様子見です。これこそが、『欲との戦い』というものです。それにしても、ETFはどんどん減っています。今までの金上昇の土台である要因なだけに、少し気になる事柄です。

買いなのか、売りなのか、何をすべきかはっきり言ってほしいとお思いの方もいらっしゃることと思いますが、営業マンでも、アナリストでも自信満々に『間違いない』と言わんばかりの方を見かけることがあります。私がこの業界に入った当初、ある大物相場師からお聞きした言葉があります。『先がはっきりと見通せて相場をしているわけではなく、せいぜい60%対40%くらいのつもりでやっている』と。『間違いなく上がる(下がる)』と思っているプロフェッショナルはいないということです。

60%対40%に何億もの資金を投じられますか?その答えがわかると、相場は非常に儲けやすくなります。

相場は経済同様に生き物です。その時、その時の状況によって180度見方が変わることがあり、それが数時間で起こることもあります。その場その場で適切な対応をしてゆくことが相場熟達者の最大最強の技術です。予測と建玉操作は別物です。

本日の経済指標・要人発言
米 FOMC議事録公表(3月19、20日分)
遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1200.37(9日)1205.31
リースレート 0.02%(9日)0.02%

CFTC大口投機家 買越 120,206枚(2日時点) 先週 買越 132,446枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統