お世話になります、相場屋Angieです。
曲がりまくってますが、ひとつ長文にお付き合い下さい。
一寸先は闇とはまさに今日のことで、市場のセンチメントは昨日とは全く正反対となりました。
昨日はギリシャの第2次救済が4月総選挙後に延期するとのショイブレ独財務相案を受けて、市場は一気にリスク回避の動きとなりました。
ただ、昨日の米新規失業保険申請圏すなどの米指標がかなり強い数字だったことや一連のギリシャ問題オンパレードでリスク選好市場となりました。
それでは一日で何が変わったのでしょうか?実は何も変わっていません。
これはまとめ役であるドイツに起因すると思われます。一部報道にもあるように、ドイツはここにきてギリシャを無理やり救済する必要性はなく、仮にギリシャがデフォルト宣言することになっても仕方ないとする勢力と、何が何でもギリシャをデフォルトさせてはならないと頑なにギリシャを守ろうとうする勢力に分裂した状態であるからです。
現在20日のユーロ圏財務相会合に向けて進められている合意案には、救済資金を「エスクローアカウント(第三者勘定)」を経由させることによって、一層出し手側の管理を強化することが盛り込まれています。そしてこれにはリアルタイムでの国際監視団による監視も必要となってきます。トロイカ調査団が試算した結果によれば、このプログラムを包括的に実行しても、ギリシャの対GDP比での財政赤字は2020年に128%にまでしか縮小できないことも判明しています。
さらに、時期首相と言われているギリシャ新民主主義党のサマラス党首からの誓約書にはプログラムには変更が必要との文言が入ったままとなっています。
目の前の材料に飛びつくしかない相場展開が続いていますが、実際起きていることとの乖離が大きければ大きいほど、その後の反動も二乗倍にして戻ってきます。
最終段階にきて、ドイツ内部の勢力争いに市場が右往左往させられるのは、いつまで続くのでしょうか?
★20日月曜日は、米国では「大統領の日」で休日となります。そのため、欧米市場では3連休前のポジション調整の動きがありそうです。