20日のスポット金は下落してから上昇に転じ、
最終的には小幅高で終了した。

 スペインのバレンシア州がこの日、
債務返済に向け中央政府に
支援を要請する方針を明らかにしたことほか、
スペインの国債利回りが再度高水準を更新したことで、
スペイン財政に対する懸念が強まり、
市場のリスクセンチメントが悪化した。

 ニューヨーク時間に入ると、
ロシア中央銀行が6月の金保有高は6.2万トンまで上昇したと発表した。

同時に、
ユーロ圏財務相は行った電話会議で、
スペイン国内の銀行再編を支援するため、
最大1,000億ユーロのスペイン銀救済をめぐる覚書を正式に承認した。

 このニュースが市場のリスクセンチメントをやや後押しした。
また、米国が最近発表した一連の経済データが
弱い数字となったことから、
米連邦準備理事会(FRB)のQE3観測が依然として高まっている。

 但し、ETF分野の世界最大手SPDR Gold Trustが
発表した19日までの金保有高は9.06トン減の1,257.05トンとなった。

 
  
 中国の銅需要が鈍化するほか、
スペイン問題が引続き悪化するとの懸念から、
20日のCOMEX銅先物は2%以上急落した。

 中国国土資源省と住宅建設省がこの日、
各地は不動産対策を緩和することができないと強調した。

この発言が投資家の信頼感を圧迫した。

銅は建築業界にたくさん使われているし、
世界最大の銅消費国である中国が使用している銅は
世界銅需要の約40%である。

 また、スペインのバレンシア州が
中央政府に支援を申請したことで、
ユーロ圏経済に対する懸念が増し、
銅価格が更に押し下げられた。

 その他、ドル高のため、
ドル建ての銅は外国投資家にとってより高価となり、
銅価格が圧迫された。



 利食い売りに押され、
20日のNYMEX原油先物は最近の高値から反落して1%以上下がった。

 原油価格は7営業日連続で上昇していた。

 スペイン10年債利回りがユーロ導入以来の高水準をつけ、
7%警戒線の上方まで上昇したことで、
スペインには全面的な支援が要るとの懸念が高まり、
原油価格が押し下げられた。
 
 また、ユーロが弱い展開となったほか、
欧米株式市場も下落したことが原油相場の圧迫材料となった。

 それに加え、米格付け会社のイーガン・ジョーンズは当日、
スペインのソブリン格付けを投機的格付け(ジャンク級)
となっている「CCC+」から「CC+」に引き下げ、
最低格付けに近づいている。



 米中西部の干ばつの悪化、
在庫減少や農民の消極的販売などの要因で、
20日の大豆先物は再度高値を更新した。