米国が発表した消費者物価指数(CPI)から、
米インフレ圧力が抑制されていることが見えたことで、
連邦準備理事会(FRB)の
量的緩和第3弾(QE3)への期待が高まった。

アジア時間、スポット金は1,603.0ドル付近まで穏やかに上昇した。
欧州時間序盤、
欧州株式市場が寄付き後下落したことが
市場のリスク選好志向を圧迫したことから、
金価格が大幅に反落して1,589.9ドルを下トライし、
それから高値圏で保ちあっていた。

 欧州時間終盤、
米労働省(DOL)が発表したデータによると、
米7月消費者物価指数は前月比では
横ばいとなり、市場予想の0.2%上昇を下回り、
前年比では市場予想の1.5%上昇を下回る1.4%上昇と、
2010年11月以来の小幅な伸びとなった。

 また、食品とエネルギーを除くコア指数は
前月比は0.1%上昇、
前年比は2.1%上昇し、ともに予想を下回った。

同時に発表された米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数は、
7月の7.39からマイナス5.85に大幅に下落し、
予想の7.50を大幅に下回った。

ニューヨーク連銀製造業景気指数は
FRBが最初に発表した地域製造業指標である。
8月のデータが予想外に悪化したことを受け、
米工業ないし米経済の失速に対する懸念が誘発された。
米インフレデータが、米インフレ圧力が抑制されていることを示唆した。

 一方、製造業データが大幅に下落したことを受け、
FRBの追加金融政策への期待が強まったことで、
金価格が大幅に反発して当日の高値を1,606.4ドルまで更新した。


 
 緩やかな米インフレデータを受け、
FRBの追加金融政策への期待が強まったが、
弱い製造業データが銅の
需要見通しに対する懸念を誘発して
インフレデータによる好影響を相殺した。

15日の銅先物は狭いレンジで保ちあいに終始した。



 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の
原油在庫が減少したほか、
北海原油の減産で大西洋両岸の市場が
供給不足になるとの予測から、15日の原油先物は上昇した。

 EIAが15日発表した週間石油在庫統計(10日まで)によると、
原油在庫は370万バレル減と、3週連続で減少し、
減少幅が市場予想を大幅に超えた。

 ガソリン在庫は237万バレル減と、
市場予想の150万バレル減を上回った。


  中国が米国産の大豆を購入する噂を受け、
15日の大豆先物は大幅に上昇した。