Wi-Fiを用いた無線対応のパーソナルコンピュータ(パソコン、PC)がトレンドになっており、最近、私自身パソコンにWi-Fiを使用し始めましたが、これに基づき、Wi-Fiを導入する際の注意点について述べたいと思います。
〔1〕無線通信には大きく分けて次の2種類があります。
[1]タイプA
屋外 | 屋内(室内)
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無線データ 無線データ
←――――――→ルーター←―――→PC
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屋内のパソコンと屋外との間で、ルーターを介して無線データの送受信を行う。このため屋外と屋内の間にはケーブルは不要。
電波が受信できる場所であれば、屋外(例:図書館、列車内、職場等)でPCを使用することが可能。
[2]タイプB
屋外 | 屋内(室内)
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ケーブルデータ 無線データ
←――――――→ルーター(ケーブルデータ⇔無線データ変換)←―――→PC
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屋外と屋内との間ではケーブルを用いてデータを送受信し、ルーターとパソコンとの間で無線データをやり取りする。ルーターによって屋外からのケーブルデータを無線データに変換し、PCからの無線データをケーブルデータに変換する。このため、屋外と屋内との間にはケーブルが必要である。
屋内で使用するものであるため、屋外でPCを使用することは出来ない。
〔2〕契約時の注意点
[a] 無線通信のタイプを確認する
店舗で、店員に「無線通信はできますか?」と尋ねると、たいてい「できます」、「可能です」としか答えないので、タイプAかタイプBのどちらかであるかを確認することが大事です。タイプAと思っていたのがタイプBであったり、タイプBと思っていたのがタイプAであったりします。
このため、確認せずに契約すると、「こんなはずじゃなかった」というようなトラブルが発生し、解約せざるを得なくなる可能性がありますので要注意です。
[b] 解約可否の確認
契約時に解約の可否について確認することが大事です。一旦契約すると、簡単には解約に応じてくれないことがあります。
契約時に店員が契約内容を説明しますが、どうしてもすぐには分からない部分がある場合には、店員の説明書を持ち帰ってじっくり検討するのが無難です。
[c] 配線工事の有無確認
タイプBではケーブルが必要ですので、ケーブルの配線工事が必要かどうか確認することが大事です。
以上、Wi-Fiを導入する際のトラブルの防止に少しでもご参考になれば幸いです。



