守って欲しい約束 | macoブログ

macoブログ

眠れない夜に同じ気持ちを味わえる人のために

何にしても過剰なことって苦手だ。
どんなに美味しい料理でも、お腹いっぱい食べるとうんざりするように・・・・・
素晴らしいインテリアでも、こだわりを誇張しすぎるとその良さを失う。


愛情表現も、度を越えると恐怖だ。
TOO MUCHでないこと。

でも、いつも手の届くところにある。
見守ってるよ、そんなさりげなさが好き。


物事は全部、自分で決める。


でも、飛ぶことを決断したところで、勇気が足りないとき

いつも励ましてくれた。

どんな私も抱きしめてくれた。


彼は今までそんな愛し方をしてきてくれた。



絶対に守って欲しい



これは、初めてカップル喫茶に行くときも、スワッピングに臨むときも、

知らない男性に関わることを怖がった私が、彼にお願いしたことだった。




部屋に招かれても、私の気持ちは落ち着かないままだった。

それを察したかのように、お相手の彼女は明るく話をし、お茶を出してくれた。


「どうぞ座ってください」

椅子を勧められたところで、彼と離れることが不安でたまらない。


「ここがいいの?」

彼は自分の膝をポンポンと叩く。


私は頷くと、彼の膝の上に落ち着いた。

やっぱりここが一番いい。


お相手のカップルも同じように男性の膝の上に彼女が乗る。

向かい合ったまま、お茶を飲み、少し会話をし・・・・・

緊張は少しほぐれてきた。


「ほら、このお姉さん、こんなパンツはいてるんだよ」

男性は女性のスカートの中を見せてきた。

紐がついた三角の布。


「この紐、引っ張ってみない?」

紐は片方引っ張ったところで、股の間は露にはならない。

抵抗する必要はなかった。


お腹に全く肉のついていない綺麗な体。

私は女性に近づいて、片方の紐に手をかけた。

スルスルと紐が解ける。


この瞬間がプレイの始まりだったのかもしれない。


「こっちに来ない?」

男性は女性を脇に立たせると、私を自分の膝に誘った。


「ほら、行ってごらんよ・・・・・」

耳元で彼が囁いた。

彼の声はくすぐったく体を刺激する。


「え・・・・・でも・・・・・・」


「ほら、行ってごらんって。見ててあげるから・・・・」


私は居心地のいい彼の膝を離れ、男性に近づいていった。

見守られていることを信じて。



続きますお月様