クラシック・ギターの曲としては、1952年に公開された映画「禁じられた遊び」のメイン・テーマとして、スペインのナルシソ・イエペスが演奏した「愛のロマンス」が、まず頭に浮かぶ。「愛のロマンス」が弾きたくてクラシック・ギターを習い始めた人も多いのではないかと思う。僕も、安部保夫が講師だった、教育テレビの「NHKギター教室(1971年10月~1972年3月)」でクラシック・ギターを練習した。クラシック・ギターは、右手の親指、人差し指、中指、薬指の爪を伸ばし、自分の爪で弦を弾いて音を出す。クラシック・ギターの名曲にスペインのギタリスト・作曲家であるフランシスコ・タレガが作曲した「アルハンブラ宮殿の思い出」というのがある。誰もが一度はどこかで聞いたことがおる曲だと思う。僕も練習した。「アルハンブラ宮殿の思い出」は4分の3拍子の曲で、弾き方は、親指で8分音符で、ベースとアルペジオの音を刻み、8分音符と8分音符の間に同じ音で3つのトレモロを入れる。これを延々と続けてゆく。3つのトレモロは薬指、中指、人差し指の順番に爪で弦を弾く。このトレモロがあの美しいメロディーとして聞こえてくる。