美術家の横尾忠則が、「宝塚歌劇」が好きだと、あるテレビ番組で言っていたのに影響されて、宝塚が好きである母と、2回ほど兵庫県の宝塚市まで公演を見に行った。1回は、有名な「ベルサイユのばら~オスカル編」だった。2回とも、まずメインであるミュージカル仕立ての「音楽劇」があり、それが終わると短い「ショー」があって、最後に「フィナーレ」があった。「フィナーレ」は「ラインダンス」から始まり、それが終わると幕が上がって「大階段」が登場し、出演者が上から降りてくる「パレード」が始まる。最後に階段から降りてきた「トップスター」が「オケピ(オーケストラピット)」と観客席の間に設けてある「銀橋(ぎんきょう)」まで主要キャストと進んで、観客に挨拶をして、公演は終わる。「音楽劇」のクライマックスまで盛り上げる演出は巧みであった。また、「ショー」のダンスはあくまでもオーソドックスなものであった。男役の独特な発声法といい、「伝統」を感じさせる公演だった。