年配の方に、ジャズの事を質問すれば、真っ先に帰ってくる返事は、グレン・ミラーだと思う。その次は、ベニー・グッドマンやルイ・アームストロングだろう。皆さん、若い時に見た「グレン・ミラー物語」の事が忘れられないのだろう。実際、最近の日本でのグレン・ミラー楽団のコンサートも、年配の方が大半である。当時のハリウッドの大スターである「ジェームズ・スチュアート(グレン・ミラー)」と「ジューン・アリソン(その妻ヘレン)」が夫婦役を演じたのも、この映画に大きな花を添えている。グレン・ミラー楽団が結成され、その後の幾多の困難を友情や夫婦愛で乗り越えて、楽団が成功する物語である。名曲が生まれた背景や、有名な曲がどういう状況で演奏されたかなども描かれている。グレン・ミラーは、第二次大戦中の1944年に、フランスへ慰問演奏に飛び立ったあと、ドーバー海峡で事故の為行方不明になり、後に戦死と発表された(妻はアメリカに残っていた)。死後も残された楽団員がリーダーとなり、ニュー・グレンミラー楽団として現在に至っている。若い人もこの映画を見たら、ますますグレン・ミラーの音楽が好きになると思う。