現在ではパ レードや行進は、マーチング・バンドが引っ張っていくのだろうが、僕が小学生の頃は、どこの小学校にも、マーチング・バンドではなく「鼓笛隊」があった。先頭はベルリラ(鉄琴に柄が付いていて、左手で立てて持って、それをマレットで叩く楽器)で、次に大太鼓、中太鼓、小太鼓の順番で並び、その後に、人数の多いリコーダーを吹く児童が並ぶ。ちなみに僕は、大太鼓をやっていた。「鼓笛隊」での一番の思い出は、東京オリンピックの時、聖火が我が町にやってくる前に、お祝いのパレードに参加した事だ。パレードが終わった後、聖火を持ったランナーが、大勢の人々の大喝采の中を通り過ぎていったのを今でも鮮明に覚えている。