昨年12月24日のロイターの記事です。

 

米と共同で戦没者遺骨収集

 

政府は戦後処理問題への対応の一環として、米国と共同で戦没者の遺骨収集に乗り出す方針を固めた。複数の日本政府関係者が23日、明らかにした。日米戦争の舞台になった太平洋地域を中心に、来年度から実施する方向だ。遺骨の確認調査で高度な科学的知見を持つ米軍の関係機関と連携し、停滞する収集事業を加速させる。同盟強化の礎とする狙いがある。

http://jp.reuters.com/article/idJP2016122301001585?il=0

 

この記事を読んだ時、「やっとこの事業が進む・・・うるる」と、ちょっとウルっときました。

というのも、以前2chのコピペでこんなお話を見つけまして。

 

先日ミュンヘンで日本からの教育使節団の仕事をしまして、その時の男性の添乗員から南の島への遺骨収集団の添乗をしていた時の話を聞きました。

 

ホテルに宿泊した時、日本兵が背嚢と銃を持ち行進している列に出会い、その列から一人の兵士が彼のところに来て、「お願いですから、私を日本に連れ帰ってください、お願いですから」と、彼の足に両手をさし伸ばしてきて触られて、朝方目が覚めたそうです。

 

あまりにもリアルで、足に触られた感覚もあり、夢だったのか現実に起きた出来事だったのか、しばらく判断がつかなったそうです。

 

英霊がいまだに南の島で行進している、霊が通る路がある事を聞いた事が以前もありました。

 

望郷の思いは、外国にすんでいますと、痛いほどよくわかりますが、多くの日本に帰れない英霊の思いを想像し、現状の日本を考えますと二重に胸が塞がります。

 

 

日本への、家族への思いを馳せながら戦場で散った日本兵のことを思うと・・・。泣き2

自分で好きこのんで外国に住んでいても、望郷の念が沸き上がってきます。理屈じゃないんですよね。

日本は戦前より豊かになったのに、こういった事業にあまりにも消極的でした。

しかも国のために戦い散っていった兵隊さんたちに対して、日本はさらに鞭打つような仕打ちをしてきました。

何とも申し訳ないというか、情けないというか・・・。がーん

遅きに失しましたが、米国の協力を受けて、一日でも早く、一柱でも多くのご遺骨が故郷でご供養されることを願うばかりです。

 

なお、元自衛官の方のブログで知ったんですが、これまで戦没者の遺骨のDNA鑑定では主に歯が鑑定の対象で、今後はそれに手足の骨も鑑定対象になる予定だそうです。・・・て、日本ってそれ(手足の骨)でDNA鑑定できなかったの?吃驚 と驚いてしまいました。

何十年も野に晒された遺骨の場合、DNA抽出するのが難しいんでしょうか?

 

今年で戦後72年。

長いことかかりましたけど、一柱でも多くの英霊が弔われて、ご遺族の方たちが癒されることを願います。

 

 

 

 

 
人気ブログランキングへ