世界遺産、どこか行ったことある? ブログネタ:世界遺産、どこか行ったことある? 参加中
本文はここから

「世界産登録後」に限定すると二条城、天龍寺、龍安寺、銀閣寺の4か所と、英国のストーンヘンジ、バース市街、ウエストミンスター寺院、エディンバラ旧市街の4か所。
登録前であれば、それなりに色々と・・・。
中学の修学旅行で広島の原爆ドームと厳島神社へ。
高校の修学旅行で清水寺、金閣寺、延暦寺、宇治の平等院、東大寺、唐招提寺、薬師寺へ。
京都に住んでいる時に訪れた姫路城、春日大社、興福寺、平城京跡、そして自分の職場でもあった西本願寺。
ぶらりと一人旅したときに訪れたサグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラ。
ドライブがてらに行った地元宇城市の三角西港。

こうやって羅列すると、まぁ、自分なりに色んなところ行ったんだなと、感心しています。
いや、まぁ、ほんとはもっとヨーロッパ各地の世界遺産を見てわまりたいと思っていたし、そのつもりだったんですが・・・汗

それにしても、職業柄?お寺が多いですね。あはは・・・

さて、西本願寺に10年間勤めていたわけですが、職員だったからこそ、入れた場所がいくつかありました。

行ったことがある世界遺産

▲京都三閣の一つ、飛雲閣

原則非公開なんですが、関係学校の生徒たちが本山参拝に来た時などに、“引率”で何回も外観を見ることができました。
毎年5月21日の宗祖降誕会(ごうたんえ)の時は、一階で茶席が設けられます。

実は、一度だけ、この飛雲閣の二階と三階に上がる機会がありました。
二階は内外の板戸に三十六歌仙が描かれているので、『歌仙の間』と呼ばれています。

行ったことがある世界遺産


三階はこじんまりとした部屋で、高い建物がなかった昔であれば、ちょっとした“物見櫓”だったと思います。
+飛雲閣から橋伝いにある黄鶴台(おうかくだい)という昔の浴室(サウナ)と、雪隠も見ましたよ。
雪隠の床が畳だったのには驚きましたね。ビックリ!

それから、完全に非公開の建物、黒書院に入る事ができたのも、ある意味ラッキーでした。(ただし、2012年に一度公開されました)

行ったことがある世界遺産

▲黒書院 一の間

在職中に、現在の前門主のお父様が亡くなられて、宗門葬が執り行われたんですが、その際、この黒書院が歴代の総長、総務(宗派のお偉いさん方)の控室になり、私は接待係の一人として、この黒書院に入る機会を得ました。
職員でさえも、そう易々と入れない場所なので、ちょっと嬉しかったんですが、カビ臭かったのを覚えています。あはは


それから、お坊さんの卵たちや関係学校生徒たちの引率を兼ねて、比叡山延暦寺に何度か訪れました。
宗祖親鸞聖人が約20年間比叡山で修行されているので、そのご縁と言えます。
まずは根本中堂。そして伝教大事最澄の御廟所浄土院へ参拝。

行ったことがある世界遺産

▲浄土院

清浄、静寂とはこのことだ!と思った場所でした。
御廟所とはいえ、侍真(じしん)と呼ばれる一人の僧侶が、今でも伝教大師が存命しているかのようにお仕えするんだとか。そして、この侍真というは、籠山12年の修行でもあるんですね。
ちなみに、12年間の行が終わっても、次に適任がおらず、更に12年間侍真を勤めた僧侶がいたという話を聞きました。修行らしき修行がない浄土真宗の僧侶にやぁ、ただただ頭が下がるばかりです。

そして、この「にない堂」が忘れられません。

行ったことがある世界遺産

▲向かって左が常行堂。右が法華堂

両堂の間の渡り廊下が天秤棒のように見えるので「にない堂」と言われます。
一度だけ、常行堂で90日間の修行の期間に訪れたので、邪魔にならないように、静かにこのお堂の間を通り抜けたんですが、その時、念仏を唱える声が聞こえてきました。
何とも言えない、「清らか」な声で、感動しました。uru+.
その数年後に内部に入る機会もありました。「ここで、たった一人90日間常行三昧の修行をしておられたんだ」と思い出し、その時の感動が甦りました。

「日本仏教の母山」は格別だと、参拝の度に思ったものです。


で、アイルランドにある世界遺産には、まだどこも行ったことがありません。汗
北アイルランドの「ジャイアンツ・コーズウェイ」
レンスター地方の「ボイン渓谷の遺跡群」
ケリー州の「スケリッグ・マイケル」(修道院跡)

我が子がもうちょい成長したら、まずはお隣の州にある「スケリッグ・マイケル」に行きたいと思います。

息子よ、“歴女”の母を許しておくれ~sei




人気ブログランキングへ