先週末、ぼちぼちブログを更新しようと思いつつ、「まずはメール確認」とメールチェックしていたら、BBCから返信メールが届いていました。 (関連ブログはこちら )
で、予想はしていましたが、色よい返事ではありませんでした。ショボーン

では、まずはじめに抗議メールに何を書いたかざっくり説明します。
・1990年代に日本政府と韓国政府が合同で慰安婦に関する調査を行ったが、元慰安婦の証言以外に日本国及び軍による関与・強制性を証明する証拠は無かった。
・米軍が行った慰安婦に関する調査でも、娼婦以外の何者でもなく、「プロフェッショナル・キャンプ・フォロワー」だった。
・高給を得ていた慰安婦もいた。
・元慰安婦の証言には矛盾点があり、それらを指摘されてから証言の内容を変更しているものもある。
・日本政府は「河野談話」以降、幾度も韓国と元慰安婦に謝罪している。アジア女性基金を立ち上げ、経済的支援も行ってきた。しかしながら、謝罪も基金の受け取りも韓国政府と「親北」の慰安婦支援団体によって拒否されている。
・占領統治下の日本において、進駐軍兵士によって多くの日本人女性が強姦された。また家族を養うため進駐軍兵士相手の娼婦なる日本人女性も多かった。
・修正主義者とレッテルをはる前に、こちら側の意見にも耳を傾けて欲しい。できれば記事の取り消し、もしくは修正を望む。

とまぁ、こんな感じです。

そして、この抗議に対する返事がいかなるものかといいますと・・・

※証拠があるので、貴方の主張に反論する。
※証言は一致しており、歴史的資料とも合致する。
※河野談話で明確に日本軍の関与を認め、謝罪している。
※彼ら(韓国政府・元慰安婦と支援団体)がアジア助成基金を拒否するのは、日本政府から支払われたものではないからだ。これは日本政府が責任逃れをしていると、彼らは考えているからだ。
※占領統治下の日本で起きた、進駐軍兵士による強姦はあったと信じる。しかし、これは記事とは直接関係がない。
※したがって記事の修正はできない。

・・・「けんもほろろ」ってこういうことなんでしょうねぇ。どよーん

いえ、ね、天下のBBCですし、記者だって、編集する人だって、プロとしてのプライドを持っているでしょうから、ちっとやそっとの苦情・抗議メールで「はい、そうですか」とはならないと思っていました。
でも、ちょっと・・・がっかり。ザンネン…。
ただ、こちらも「はい、そうですか」と納得できるはずもなく、改めて抗議の手紙を送るつもりです。
向こうも引けないでしょうが、こっちも引けませんから。きっぱり

返信メール読みながら「えぇ!証拠あるんかい?まじ!? 証言一致してるんかい?ウソっっ!!! 歴史的資料って何?はぁ? 日韓基本条約で解決済みだから、日本政府から金出すわけにはいかんのよ!っていうか、韓国政府が慰安婦がー!賠償金がーって請求すること自体が条約違反なんですが! 進駐軍兵士の性犯罪は記事に関係ないって・・・。君が旧日本軍兵士による中国人女性への性犯罪を載せたよね。これは性犯罪の目撃証言で、“慰安婦狩り”の目撃証言じゃない!怒り」と突っ込まずにいられませんでした。

オンラインでの抗議メールは字数に限りがあるため、詳細を書けませんでした。
だから次は封書でBBCへ抗議します!
先人のため、これからの世代のため、そして当時日本兵と一緒に“戦った”慰安婦の名誉のために、戦略をたてて抗議の手紙を書く所存です。

(追記)
Sachiさんのご要望にお応えして、返信原文をアップします。
 

Dear Mrs 〇〇〇〇

Complaint reference: CAS-3446245-9FH8VZ

Thank you for your e-mail about our article from Rupert Wingfield-Hayes about revisionism in Japan regarding World War Two. (http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-33754932)

To address the points made in your complaint in order:

1.       There is evidence and so we’d dispute this assertion.

2.       The testimony presented in our piece is consistent and clear and is consistent with historical documents from the time.

3.       We believe our response to point 2 also addresses point 3.

4.       The Kono statement did explicitly apologise – and more importantly explicitly admitted Japanese military involvement in the recruitment and confinement of women against their will, part of which stated:

“The inquiry has revealed that the Government had been involved in the establishment of comfort stations, the control of those who recruited comfort women, the construction and reinforcement of comfort facilities, the management and surveillance of comfort stations, the hygiene maintenance in comfort stations and among comfort women, and the issuance of identification as well as other documents to those who were related to comfort stations" (http://www.mofa.go.jp/policy/postwar/state9207.html)

5.       This is true and it’s our understanding that this is because it is a private fund and not from the Japanese government – and so the Koreans believe it evades Japan’s responsibility 

6.       This be may be true but in the context of your complaint about our article it is not relevant to the comfort women issue. 

We hope this has clarified our position in respect of your concerns and thank you once again for taking the time and trouble to contact us with your views.

Best wishes,

Sean Moss

BBC News website

http://www.bbc.co.uk/complaints/


※BBCの記事はこちら→Japan revisionists deny WW2 sex slave atrocities

返信原文にはただ「証拠がある」「証言は一致している」と書いてあるだけで、具体的なことは書いてありません。これは突っ込まずにはいられませんよね。
これでは私も納得いかないし、「じゃぁ、次は手紙で詳しく抗議しようじゃないの!」という気になるというもの。

BBCが何を根拠に「証拠がある」と言い切ったかは不明ですが、言い切ったからには公表するなり、精査して新たな記事を書くなりして欲しいですね。
“新聞紙”や“ニュース報道”は一回限りではなく、必ず保存されています。ということは、記事が削除されない限り、「永遠に」上の愚かしい記事は場所を選ばず、時を選ばず、記事を利用したい人に読まれるということです。
時間はかかっても、何とか覆さなくてはなりません。

なお、SNSなどでこのことを拡散したいという方、大歓迎です!
声を上げていきましょう!



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