新学期が始まりましたね。
実姉の長女はこの4月から高校生。頑張ってほしいです。

さて、先週と今週はイースター(復活祭)期間のためアイルランドや他のキリスト教国の学校は春休み中です。
日本は学年が変わる春休み中は宿題がありませんが、こちらは年度中の休みだろうと、学年が変わる夏休みだろうと宿題はありません。
先日英語クラスで日本の子供は夏休みと冬休みには宿題がでると話したら驚かれました。^-^;

国が違えば教育が違うのは当たり前。
でも驚くことや「えー汗 これってどうよムム… 」というものも多いです。
まずは学校によって教科に違いがあったり、内容が異なったりするということ。
日本では「学習指導要領」に沿って学校教育が進められますよね。公立であれ、私立であれ、それに沿わなければ朝鮮学校同様の各種学校になるわけで・・・。
学力の差があっても日本の学校は一定内容を教え、生徒は学ばなければなりません。
けど、こちらは理科を教えない学校があったり、体育で水泳があるところとないところがあったりします。ちょっと信じがたいですよね。
ちなみに息子が通う学校では水泳は習いませんし、主人も体育の時間に水泳はなかったと言ってました。まぁ、まず校内にプールがある学校はないんじゃないでしょうか。日本同様、海に囲まれた国なのに・・・顔
以前英語クラスの先生が「漁師さんたちでも泳げない人は多いと思う。だからアランセーターが生まれたんだけどね。汗 」と言ってました。汗
それから主人が通った小学校も息子が通う小学校も運動場が狭い。せいぜいバスケットボールができるくらいで、運動会なんてとてもとてもsei という広さ。そして遊具がない!!?
日本の小学校の校庭には鉄棒や砂場、ブランコに滑り台、うんてい、登り棒、タイヤ跳び、ジャングルジムがありますよね。
ないんですよ、こっちの小学校には。公園にいけばこれらの遊具がありますが、すべての公園にあるわけではないです。
わが子はいまだに鉄棒したことがありませんし、うんていも登り棒もしたことがありません。考えてみると日本の子供って「君らはレンジャー(もしくは忍者)になるのか?」ってレベルの遊びをしているんですね。

そしてもう一つ驚いたのが息子の学校(たぶん主人が通った小学校も)には体育館がありません。子供たち朝まずアセンブリールームに入るのですが、室内での体育の授業はその部屋で行われるようです。でもたいして広くないんです。天井も高くないし・・・。できるのはマット運動とか跳び箱とかでしょうね。
びっくりですよ!ポカーン
改めて考えてみると日本の小学校の設備って凄いですよね。

それから教育上取り入れたほうがいいと思うのが生徒たちによる校内の掃除!フキフキ
生徒、児童が掃除をするのは日本の学校くらいじゃないでしょうか。以前カナダ在住の方のブログで「生徒に掃除をさせることは“児童就労させること”につながる」という理由で取り入れられないそうで、たぶん他の欧米諸国も同様かもしれません。
でも自分たちの教室や校庭を自分たちの手で掃除することによって、大事に使うことを学ぶと思うんですけど。ねぇ。

そして、最近気がついたのが校歌がない。
いえ汗 別に校歌がなくても教育上悪いわけでじゃないんですが、物足りないなと・・・。けど、入学式も始業式・終業式とかないんですよね。校歌があっても歌う機会がない。そして今のところ国歌も習ってないんですよね。
ただし日本の教育現場みたいに「国歌=軍靴の足音が聞こえる」なんていう人はいません。国技の試合前には必ず国歌を歌いますし、その際みんな総立ちです。国旗・国歌を否定すること自体あり得ないことなんです。
そういう意味では日本って変ですよね。
あ、でも日本の先生たちは一生懸命職務にあたってますし、ものすごい量の仕事をこなしてます。部活の顧問をしたり、中学や高校では就職する生徒のサポートをしたりと身を粉にして働いている先生たちも多いですからね。残念な先生がいるのは事実ですが、そんな先生だけじゃありませんので・・・。汗2


最後に動画をご紹介。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、サウジアラビアの番組『ハワーテル 改善』です。
リアクションを見ると可笑しいんですが、海外にいると改めて「日本って凄いわ」と思いますし、彼らが驚くのもわかります。

日本も改善する点はいろいろあると思いますが、アイルランドから見た日本は既に「凄ぇ!驚き 」レベルなのです。
自信を持ちつつ、さらに切磋琢磨する国であってほしいです。にこ
                                                    (Mrs.G)



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