留学していた時に知り合った日本人の友人に起きた話です。
彼女は語学学校の友達ではなく、街で偶然知り合った日本人で、大学の単位の関係でダブリンのとあるリクルート会社で暫く働かなくてはならない身でした。
ある日、そこへ中国人二人が仕事を斡旋して欲しいとやってきました。
彼女を見て中国人と思ったのか中国語で話しかけてきたんだとか。自分は日本人だということを伝え、一人が改めて連れの中国人が仕事を探していることを伝えたということでした。
さて、彼女が言うには、仕事をしたいという方はほとんど英語がわからないかビギナーレベルの英語力だったらしいです。そのため仕事をするのは難しいし、それでは紹介できないと説明したとのこと。
けど相手は「1時間、2時間程度のものでもいいから仕事を紹介してほしい」と言ってきたそうなんですが、その英語力ではこちらも仕事を紹介できないと告げたそうです。
そしたら「日本人は我々中国人に何をした!彼のために(日本人の君は)仕事を紹介してくれたっていいじゃないか!
」と怒鳴りつけられたんだそうです。
その場をどう収めたのかを聞き忘れたんですが、とにかく日本人の友人にとっては災難だったと思います。
これを聞いた私も「えー 何それー
確かに戦争で苦しんだ中国人がいるのはわかるけど、被害にあったのはその人たちの祖父ちゃんや祖母ちゃんの世代で、その人たちじゃないじゃん。自分たちが被害にあったわけじゃないのに、○○ちゃん(友人の名)にそれで突っかかってくるっておかしいよ!」と。
何度もブログに書いていますが、その当時は私は“ヒダリ ツバサ”
でしたので「日本人は中国で悪いことをした」と信じていたころです。それでも彼らの理不尽さには我慢なりませんでした。
それから、これは別の日本人の友人が体験したことですが、バスで隣になった中国人男性から「尖閣諸島のことをどう思う」と彼女が日本人とわかったとたんに尋ねてきたんだとか。(中国人が“尖閣諸島”と言うわけがないんですが、大陸での呼称を使いたくないので・・・)
彼女の英語力は大したもんなんですが、全くといっていいほど政治や歴史に関して興味がなく、何となく「日中で問題になってる島だな」位でしかなかったし、バスの中で議論したくなかったので、「今その事を私と議論して何か解決するんですか?」と答え、相手にしなかったそうです。
その中国人は「いや、私たち中国人とあなた達日本人はもっと色んなことを話し合っていけば、日中間の諸問題を解決できると思うんだ」と熱く語っていたそうな・・・
政治のことなど全くといっていいほど興味のないその友人には「そんなこと私に言われても・・・」とずーっと思っていたそうです。
彼女がシカトを決めたのは正しいと思います。政治的な問題を個人間で、しかもバスの中で議論しても実りはなりません。そして概して中国人は公衆の面前で喧嘩することに抵抗がないようですし、口喧嘩で終わらないこともありますので。(13億の中国人皆がそうではありません)
幸運なことに(?)今のところ私はこの二人の友人が体験した嫌な体験はありません。
けど、いつか彼女たちが体験したこと、もしくはもっと理不尽なことを体験するかも知れないと思い、それに備えて“知識武装”に余念がありません。
武装というと物騒ですが、要は自分の立場を守りつつ、しかし公衆の面前で喧嘩に発展しないように如何に“問題を受け流す”かを常に考えています。
現在海外在住の方、これから海外に出られる方、他人事と思わず聞いていただきたい。
二人の友人が体験したことは、いつか私も他の日本人の友人も、これから海外に出られる方にも起きるかもしれません。その場合は絶対、謝罪したり安易に同意してはいけません。海外において「謝罪」するこは責任を認めたことになり、場合によっては賠償を求められたりします。(肩がぶつかったとか、誤って足を踏んでしまった時は謝りましょう)
では、どうするか?“ここで議論してもどうしようもないこと、何の成果も得られないこと”を告げましょう。
中国人にしても韓国人にしても日本人より声がデカイらしく、言い争いになったら負けるでしょうし、公衆の面前では避けるほうがベストです。それにこういった類の人は“自分たちが正しい”と信じていますので、たとえこちらが正論を言っても聞く耳はもちませんし、火に油を注ぐだけです。
では“ここで議論しても無駄”と言っても食い下がってきたら?
私も未経験で成果の程は未知数ですが、“話題を変える”もしくは“議論をすり替える”が効果的かと・・・。というのも大陸にしても半島にしても反日政策をしているため、不都合な真実は教えられていなかったり、自分たちがしたことを日本人がしたと教えたりしています。日中戦争中におきたことで、そうやって罪を擦り付けられたものって多いんです。そう、彼らは知らないんです。彼らこそ「本当の歴史」を知らないんです。ちなみに『ヒストリーとは日本では“歴史”、中国では“プロパガンダ”、韓国では“ファンタジー”』なんです。(なお、日本の場合は自虐史がまだまだ幅を利かせています)
けど、これをそのまま言っても信じてくれませんし、「ところで、こんなことがあったのを知ってますか?」みたいに話題を切り替えるのが一つの手かなと思っています。そのためにはこちらもしっかり歴史を勉強して、英語力磨かないとダメなんですがね・・・
しっかり反論しろ!という人もいるかもしれませんが、公衆の面前で口論や喧嘩は避けたいし、お互い同じ街に住む身ですので、トラブルの元になることは避けたいです。何しろ人口比から中国人が圧倒的に多いので多勢に無勢です。それを物ともしないためにはそれなりに“力”がないと難しいです。
それに、こういうことを言ってくるのは中国人(系)や韓国人(系)だけとは限りませんので、私を含めた在外邦人はそのことも認識しなくてはなりません。
海外に住むことは楽しいだけじゃありません。
良い面でも悪い面でも日本ではあり得ないことがおきます。
語学力だけでなく、日本のこと(歴史や文化、政治、社会一般)を理解した上で海外留学・移住する方が良いです。
アイルランド生活8年目を迎えたMrs.Gからのアドバイスです。