私が通った高校では“世界史”の科目がありませんでした。
故に歴史=日本史でした。
姉が持っていた「ベルサイユのバラ」でフランスに興味をもち、その後「王家の紋章」にはまって古代エジプトにも興味がわいたので高校生になったら世界史勉強できる!やったぁ!なんて思っていたわけですが、最初から世界史がないため選択もできなかったわけです。チーン
いや、別に日本史が面白くないわけではありませんよ。
日本史大好きです!とにかく歴史関連はどれも私をドキドキ、ワクワクさせるんです。えへ
『世界不思議発見!』『その時歴史は動いた』大好きでした!

さて、アイルランドに住んで2年ほどたったある日、偶然つけた子供(ティーンエイジャー向け)番組『Horrible Histories』に釘付けになりました。

まずは私のお気に入りのエピソードをご紹介します。



オリバー・クロムウェルは清教徒ですので「喜びは罪」という考えが染み付いていて、彼が統治していた時代は大変堅苦しいものだったようです。で、彼の没後、王政復古によってフランスから戻ってきたスチュワート家のチャールズ2世は真逆の「陽気な王様」というお話でした。

BBC製作ですので、英国史が主ですが、ローマやヴァイキング、エジプト、インカ、アステカ等も取り上げてあります。

お次はヴァイキング絡みのエピソード。



これはウェセックス朝のエゼルレッド2世のお話で、彼は絶えずデーン人(ヴァイキング)の侵入に悩まされていました。そしてなるべく戦いを避けようと彼らに「立退き料」を支払っていたわけですが、一時的に平和ではあったものの、この立退き料は国民の税金からですし、度重なる支払いは、国民に更なる税金を取り立てることになり、大きな負担になっていたということです。
http://ja.wikipedia.org/エゼルレッド2世(イングランド王)

これは笑えると同時に「あぁ、極東の国でATMと思われてる国があるな(特に周辺国から)汗」と思えたエピソードでした。

原作は同タイトルの本でして、若い頃歴史嫌いだった作家が、同じ歴史嫌いの子供らに少しでも歴史に興味を持ってもらおう思って書いた本らしいです。

Horrible Histories

「鉄の女」サッチャー首相が教育改革を行うまで、イギリスでも自虐史観を教えてきたらしく、著者もたぶん自虐史(黒歴史)を教わった世代だと思われます。
そりゃ「イギリスはダメだ。悪い国だった。」と言われ続けたら、勉強する気も失せますよね。ムム…(但し、至上最多の植民地を有した国で、国内外においては搾取する側か搾取される側かの二極だったことは事実です。)

科目として「歴史」が苦手だった友達に「歴史の一体何が面白いの?」と尋ねられたことがあります。
何がって「昔の人がどんな物を食べて、着て、どんな生活をしていたのか?社会の仕組みは?なにか娯楽はあったのか?戦争する場合どんな武器を使っていたのか?その当時の芸術は?文化は?その他諸々を考えるとドキドキするし、解ると萌え死にそうになる!きゃー」と答えてドン引きさせたことがあります。汗
ええ、素がオタクなんです。あはは…

まぁ、オタクゆえの楽しみ方と言いますか、同時代の日本と世界を比べると更に面白みが増します。「たいして変わらないんじゃないの?」「日本が遅れてるでしょ?」なんて思っている方もいらっしゃるでしょうが、これまたビックリ!おお
すべてにおいてではありませんが、昔から日本は独特な発展を遂げ、西洋に引けを取らなかったようです。
当時の証言としてイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルやルイス・フロイス、幕末条約締結などで来日した外交官や通訳達、明治に入り近代化のために招聘されたお雇い外国人や観光客達が驚きや賞賛の言葉を沢山残していますのでね。

さて、この「Horrible Histories」テレビシリーズはyoutubeでも見れますし(但し、最近著作権の問題でだいぶ削除されています)、DVDも発売されています。もちろん原作本も。興味のある方はamazon.ukで検索してください。
いわゆる歴史トリビアを勉強できます。

いやぁ、歴史って本当に面白いですね。ラブ
                                     (Mrs.G)



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