前回ブログでご紹介した出来事を違う側面から見たお話です。
顔見知りイギリス人から「仏教は宗教じゃない!仏教では人は救われない!」と全否定されたわけですが、その人はその人なりに真面目に「異教徒を救いたい」「キリスト教に目覚めさせたい」という気持ちがあったんじゃないかと思います。
何故イエス様が処刑されたのか、その意味とは、を切々と語っていたと思います。(うろ覚えですみません)
そして熱く私に語ったこの言葉
「GOD LOVES YOU!」
その言葉にドン引きする私
アイルランドに住んで7年目、いまだ“LOVE”に慣れません。
そりゃぁ、ね、我が子から「Mammy, I love you!」と言われた時は「I love you,too!」とちゃんと答えるんですよ。
それから故郷熊本のことを話す際は「自分は熊本をこよなく愛する女だけん!」と豪語します。
ただ、他人からの“Love”はちょっと・・・
もちろん、そのイギリス人が私に対して言った訳じゃなく、「Godは異教徒の私のことさえも愛してくれている」という意味だと百も承知なんです。
ただ、なーんとなく小っ恥ずかしくて、つい「Loveも休み休みいってくれ」と思ってしまうんです。
こちらでは女性や子供に対して“Love”と呼びかける事があるんですよ(←身内に限らず他人にも)。それもいまいち慣れないし、これもつい「言わんでええ!」と思ってしまうわけで・・・
“洋物”に憧れた時期もありました。けど、やっぱり遺伝子が“元のところ”に帰りたがるといいますか・・・
アイリッシュ・ブレックファーストもいいけど、やっぱりご飯と味噌汁なんですよ。
海外ドラマもいいけど、やっぱり忠臣蔵とか鬼平犯科帳なんですよ。
アイリッシュ音楽やダンスも好きだけど、やっぱり盆踊りの調子が性に合うんですよ。
「わさもん」で「肥後もっこす」な火の国の女です。私・・・
(わさもん?肥後もっこす?知りたい人はググッて下さい)
そんな私ですから“LOVE”という言葉がくすぐったくて・・・
ようそんなんで国際結婚したなと自分でも感心します。
さぁ、もう一つ、このイギリス人父について、後日判明した事実。
私の友達もこのおじさんと会った事があるんですが、彼女の場合「日本が大地震・津波の被害を受けたのは、キリスト教を信じていないからだ。さぁ、今ここで祈りなさい!」と言われたそうで・・・
ロサンゼルスやニュージーランドも地震の被害にあったじゃない!インドネシアのバンダ・アチェではリゾート中の西洋人も津波の被害を受けたじゃない!これはどー説明するんでしょうねぇ。
このイギリス人のオッサンは本当に無知なんだ!と証明されました次第です。
あぁ、本当に神様がいらっしゃるなら、このイギリス人のおじさんをお救いください。
(Mrs. G)