外国人から見た日本と日本人

震災後に各国から寄せられた義捐金や暖かい支援に、嬉しさと共に驚きも感じた私ですが、それと同時にある疑問も沸きました。

「外国人は日本人(あるいは日本)をどう見ているのだろう?」

ということで、ネットで検索してみたんです。

そしたら、まぁ、世の中には奇特な人がいるもんです。ちゃーんと本日のお題で“外国人が日本に対してどのように評価しているか”をまとめている人がいるんですよ。

年代は16世紀中ごろ~現代まで、教科書で目にしたことがある著名人からそれほど有名ではない人、はたまた一般人の書簡や旅行記、または講演やインタビューなどをまとめてありました。

これを見つけたときは寝る間を惜しんで読みふけりましたわくわく♪(お陰でしばらく寝不足でした)


まずある程度共通している点として、日本人の礼儀正しさ、親切さ、勤勉さ、安全な社会、街・道が整然として清潔なこと、(戦中くらいまでは)名誉を非常に重んじることなどが揚げられています。

中国人は「日本こそ社会主義国のようだ(格差が少ない)」といい、イスラム教徒は「イスラム教徒以上にイスラムの法律を守っている(親や友人を大事にする、約束を守る、嘘をつかない等)」と賞賛しています。

また、明治期あたりまでの記述には子供の行儀の良さ、年長者を敬う姿、母親や他の大人が暴力を使わず子供を躾けること(当時欧米では躾けのため子供を鞭うつのは当たり前でした)、下層の人でも立ち居振る舞いが優雅であること、読み書きができること住まいの簡素なさま、それでいて万人が花や芸術を愛すること等々。

特に「キリスト教徒以外は野蛮人」と思っていた欧米人には非常に驚きでもあり、ショックだったようです。

とにかく「目から鱗が落ちる」とはこのことです!!*


スウェーデン人のツゥンベリーの書いた『江戸参府随行記』を少しご紹介。

彼は植物学者で医学博士で、ケンペル、シーボルトと並んで「出島の三学者」と謳われました。1775年(安政4年)8月13日にオランダ船主任医官として長崎に来航しています。


日本人は第一級の民族に値し、ヨーロッパ人に比肩するものである。

(中略)その国民性の随所にみられる堅実さ、法の執行や職務の遂行にみられる不変性、有益さを追求しかつ促進しようという国民のたゆまざる熱意、そして百を越すその他の事柄に関し、我々は驚嘆さぜるを得ない。

(中略)法の執行は力に訴えることなく、かつその人物の身上に関係なく行われるということ、政府は独裁的でもなく、また情実に傾かないこと・・・(中略)種々の宗教宗派が平和的に共存していること、飢餓と飢饉はほとんど知られておらず、あってもごく稀なこと、等々、

これらすべては信じがたいほどであり、多くの人々にとっては理解にさえ苦しむほどであるが、これはまさしく真実であり、最大の注目をひくに値する。

(中略)
国民性は賢明にして思慮深く、自由であり、従順にして礼儀正しく、好奇心に富み、勤勉で器用、節約家にして酒は飲まず、清潔好き、善良で友情に厚く、素直にして公正、正直にして誠実、疑い深く、迷信深く、高慢であるが寛容であり、悪に容赦なく、勇敢にして不屈である。


これを読んだ時は嬉しい反面「なんで学校で教えないの?なんでテレビで紹介しないの?」コラーと思いました。

私は歴史関連大好きで、一応教養番組的なものはよく観ていたんです。が、日本にいた時はこの手の話を聞いた覚えはなく、どちらかというと「日本はダメだ」「○○の分野では遅れてる」的なものが多かったと思います。

まぁ、“切磋琢磨”させるように、あえて誉めずに批判ばかりしていたのか、それともただ単に自信喪失させるために「日本はダメだ」的番組を作っていたかは知りませんが、たまには「自分で自分を誉める」ことも必要じゃぁないかと思うのです。


で、ご先祖さまが誉められることは嬉しかったんですが、そこにもう一つの疑問も沸きました。それは「でも、なんであんなバカな戦争しちゃったの?これが解決しないと日本人であることを誇れない」ということ。

↑既に答えは見つけたので、今は日本人であることにドンと誇りを持っています。まぁ、これは改めて書きます。既に長文なのに、ますます長くなるので・・・汗


日本は好きだけど、日本人であることに誇りを持てないという方、先人達がどう評価されてきたか興味がある方、是非本日のお題でググッてみて下さいまし。日本人は凄いんですよ!(`・ω・´)ドヤァ


ご先祖様の顔に泥を塗らないように、「日本を代表」しているつもりで雄雄しくありたいと思います。きらーん
                            (Mrs.G)


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