引っ越しに至る経緯
私は12月末で仕事を退職し、人生初、県を跨いでの住民票移動を行った。
今まで奈良市内で2度の賃貸住み替えを行ったが、いずれも原因は借金まみれの父親が家賃を踏み倒しまくった先に起こった悲劇だったため、直近の奈良の実家(賃貸)は長らく私が契約し、狭い家にぎゅうぎゅうになって住んでいた。
それでも比較的幸せだったのは愛犬が居たからだが3年前に急逝し、心の拠り所がなくなってしまった。
そして2022年夏、肝臓がんを患った父親に多額の給付金が振り込まれ、
「海がある地域に住みたい」「大阪の病院へ比較的通いやすい」「広くて安い家」などの要望を全て満たしたのが、兵庫県姫路市だったのだ。
中古物件だが地域性はともあれ父親がこれをいたく気に入ったので、給付金を使用し購入するに至った。
それまで父母私弟の4人暮らしだったが、今まで家にお金を入れたことの無かった弟は奈良での一人暮らしを選択した。
私はと言うと…結局無職で給付金しか無い病気の父親がまともに生活していけるのかという心配と、それまでやっていた仕事への人間関係的辛さなどもあり、
この際全く違う町で新生活を送るのも悪くは無いかなという思いから割と安易についてきてしまい、
姫路市民には悪いが今この選択を心の底から後悔している。
姫路市民になれない
36年間奈良市から一歩も出たことがない私にとって、姫路市での生活は予想以上に苦痛だった。
これはどこでも同じことを思ったかもしれないが、異常なほどのホームシックに見舞われている。
なんというべきか、姫路の町はとても狭いのだ。
奈良も田舎ではあったが、下道を適当に走れば1時間程度で大阪・京都に近く、電車では20~30分の距離、
奈良は奈良で市内を出ても郡山市、天理市、橿原市とずっと地続きで走りやすく、それもすべてクソ田舎ではない。
それなりにご飯屋さんや大型のイオンモールが鎮座していたが、
姫路に関しては、市内の一部分から離れると夜は真っ暗、車で隣の加古川市へ行こうもんなら1つ山を越えるような感覚で30分ほどかかる。神戸までは…有料道路だ。
姫路市内のイオンモールはめちゃくちゃ小さくて本気で落胆した。
奈良に居たころは有料道路の使用などほぼなく、暇ならば無料で停め放題のイオンモールでぶらぶら過ごせたし、
ならまちは可愛らしい鹿が行き交い、何はなくともゆっくりとしたその風景に癒されることができた。
帰りたい。ここは私の居場所ではない。
友人も妹弟もみんな奈良に住んでいて、このまま姫路市民になり年老いていく親の世話をしなければならないのか。
旦那も子供も彼氏も居ない。さみしいさみしいさみしい。
これがいわゆる鬱状態なのだと、身に染みて分かった。
私はこの状況から脱却を図らなければならない。
どこに住んでいてもお金を稼げるようにならないといけない。
そして、私が奈良へ戻った時に親の生活を少しでも支えて行かなければ。
姫路の良さ
ここまでボロクソ言ったが、奈良には絶対ない姫路の良さもあるので書いておく。
・姫路セントラルパーク…サファリパークに車で突入できるのが素晴らしい。動物は癒し。奈良には動物園も水族館もないので。
・海…やっぱり海まで行くと気持ち良い。船に乗って小豆島まで行ったら少しは気持ちが上がるかな。
・駅…新幹線が停まるのでなんやかんや広島とか福岡のライブには行きやすい。新快速はやすぎ
・ボンマルシェ…お昼の時間帯、総菜250円以上購入でほかほかご飯とみそ汁がついてくるのは凄い。
これからの人生、一体いつまで続くのか。
ここでまた始まって終わるのか。
言葉にすることでこのもやもやした気持ちを自分のものにできる気がする。ライブに行ったら晴れるかな。


