さてさて、3回にわけてパンツの縫い方をご紹介してきましたがやっと最終工程になりました
ジャケットとかだったら一体何回分の記事にしなければならないのでしょう…
やってみたいけどぞっとします(笑)

では、パンツのベルト(見返し?)つけです
まずはパンツとベルト布を中表で合わせて縫います


右見返しと左の見返しは持ち出しがある分長さが違ってくるので間違えないよう注意してください
縫ったら、表見返しと裏見返しを中表に合わせて縫います


ぐるりと縫ったら表に返します
この時角の部分ですが、


中に指を入れて、縫ったところを内側に折って指で抑えます

こんな感じです
そのまま表に返すと…


くるっと角が綺麗に折れた状態で表に返すことができます
表に返したらアイロンをかけます
表パンツからパンツと見返しの縫い代を見返し側に倒します
見返しの縫い代は山のところで綺麗にアイロンをかけて下さい


次に裏見返しをパンツに縫い付けます
本当は出来上がりで折ってしつけ糸で仮止めして縫うのが良いんですが、なにせ面倒くさがりなのでいつもまち針で止めてガーッと縫っています
(写真撮るの忘れた…)
感覚的には(本当は感覚じゃダメなんだけど)、先に表見返しを縫ったその上に裏見返しが来るようにかぶせて折り、細かめにまち針で止めます
縫うときはまち針が邪魔になったりするので外しながらいつも縫っています
出来上がりはこんな感じ


縫い目が落ちていたり、ぐにゃんと曲がってたりしないか確認します
いつも私はこの続きで見返しをぐるりと4つの辺にミシンをかけます

見返しがついたので次はボタン付けです
まずつけるボタンを決めます


ボタンの長さとボタンの厚みの幅を測り、それに2mmを足します
今回は2.0cm+0.2cm+0.2cmなので2.4cmでした
測ったらミシンの縫い目を細かくして、2.4cmの四角を縫います
横幅は2~3mmくらいです


縫ったらニッパー等で真ん中に穴を開けます
他のところを開けないよう注意してください
開けたら太めのボタンつけ糸でボタン穴をかがります


針を通して糸を引っ掛けて、




糸を強く引っ張ったらまたすぐ次のところに針を通し…という感じで進んでいきます
(今回糸が細かったのもあってあまり綺麗にできませんでした…)
見返しの端のカーブの部分はより強く糸を引いて、綺麗に円を作ります

この穴かがりの時はかがっていくうちに糸が編まれていくので、最初と最後の玉止めは不要です
はじめは少し離れたところから針を入れて、最後は縫い目に針を通して、かがり終わってから糸を切れば大丈夫です

最後にボタンを付けます


今回は足のついたボタンを選んだので、3,4回針を通してから、足に4,5回糸を巻きつけてボタンをつけています


ボタンが付いたので完成です!!


見返しアップ


後ろ


もう少し柄合わせ気合入れれば良かったかなぁ…

まぁ個人的には気にならないので(笑)次回の時の課題にします←

今回のパンツは試験的に自前パターンのパンツのわたり寸法などを気持ち太めにして製作したのですが、これが履いてみるとなかなか動きやすくてイイカンジでした
(たまに試験的にパターンを少しいじって製作していたりします)
次はガウチョパンツあたりを自前パターンをいじって作ってみたいと思います

長々と失礼しました

ではまた

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