さてさて、いよいよ買取業者さんの訪問の日。

 

ネットなどでいろいろ事前に調べてみると、「正絹の着物しか買ってくれない」「羽織や道行(コート)などは買ってくれない」との声が散見されました。

 

私も、紬の着物とか、ウールのアンサンブルとか、羽織に道行コートに雨コートまであります。

買ってくれないという物のうち、浴衣くらいは残しても良いかな?と思って除けておいて、あとはダメ元で全部並べておきました。

 

帯なども合わせて、全部で20枚くらいかな?

六畳の和室がいっぱいになりました。

 

 

業者さんは思ったより若い人でしたが、1枚1枚丁寧に見てくれました。

 

「シミや汚れもほとんど無いし、状態はとても良いですね」

 

はい!着てはいなかったけど、時々「たとう紙」を交換したり、それなりにお手入れはしていたんです。

 

「とても良い柄ですね。何回くらい着ましたか?」

 

実は私、振袖は5回着てるんです。結構着てますよね?元のお値段はわからないけど、元は取ったんじゃなかろうか。

 

「身丈も裄丈も十分にありますから、お値段付けられると思います」

 

そう、私は身長が166センチと結構ある方なので、サイズとしては今どきの若い方にも、海外の方にもイケるはず。

 

 

すごく褒めてくれたから、ちょっと期待したんですが…。

お値段は総額で1万6,000円でした。

 

でも、紬(ノーブランド)もウールも、道行も羽織も、帯締めや帯揚げまでぜーんぶ買ってくれました!

 

事前の予約の段階で、「お値段が付かなかった物の引き取りはしておりません」と念を押されていたので、半分くらいは残されちゃうんだろうと覚悟していたのですが、とりあえず全部に値段は付きました。業者さんによっては小物はダメというのも聞きますが、帯締めや帯揚げも「まとめていくら」みたいな感じだったけど、ゼロでは無かったです。良かった。

 

 

1万6,000円というのが、高いと見るか安いと見るかはアレですが、他の方のブログを見ると、もっと多い枚数でゼロ円とかも見たので、良しとしましょうかね。

母(80代)の着物はもっと枚数あっても5,000円くらいだったらしいけど、私の着物は色柄が華やかだったので、そんなにすごい物じゃなくても値段は付きやすかったのかもしれません。

 

この1万6,000円を足しにして、残した江戸小紋に合う帯を買おうと思います。