さて、新社会人になって3ヶ月半の娘。
入省以来、娘の「お世話係」「教育係」的な役割を担ってくれていた、1コ上の先輩がいたそうなのですが…。その庇護から外れて、ひとり立ちをする時期になったらしいです。
一般企業なら、例えば営業職だったとして、先輩に付いて得意先を回っていた新人がひとりで回るようになったとして、会社に戻ればその先輩もいますよね?営業先で困ったことがあったら、帰社してから先輩に相談する、ということもできると思います。
でも娘の職場では、お役目を終えた親鳥は、ヒナを残して飛び去ってしまうのだそうです!
「えー!そうなの?」
「そうなの。下への教育を終えたら、その人は別の部署に異動していくの」
うわ~厳しいな。霞ヶ関では、1年~2年程度でどんどん人事異動があるというのは聞いたことがあったけど、教え終えたらいなくなってしまうってことなのか。
「その先輩っていうのが、めちゃめちゃ優秀なのよ。だから先輩がいなくなった後、同じことができるか、マジで心配だワ」
そうなんだー。そうやって、とにかく多岐に渡る分野の業務を、どんどん経験させていくのね。
まぁ確かに、今後上の立場に立つようになった時、その人がある特定の分野しか知らない人では、考え方が偏ってしまうかもしれないし、どこかに弊害が出てしまうかもしれない。第三者の視点で考えれば、よくわかるんですけどね。
あちこち異動していく中では、霞ヶ関内(他省庁への出向含む)の可能性もあれば、引っ越しを伴う異動のこともある。当然、海外転勤がめぐって来ることだってあるわけですよね。
総合職を選ぶってそういうことなんだろうけど、結婚のタイミングとか、皆さんどうやって決めているのかしら…。別に娘に、そういう予定があるわけではないんですけど。