大学生になったら留学したい、と考える人はたくさんいると思います。特に文系の学生は、就活に有利になるからとか、いろんな理由があるかと思いますが、「留学」とひと言で言っても、その種類は様々です。

 

そこでよく聞く、タイトルの話。

「留学って、何年生で行くのが良いの?」

 

この答えには、重要なポイントが2つあります。

「留学の目的は何か」っていうことと、「4年で卒業することにこだわるか」っていうことですね。

 

 

まず、留学の目的が「語学力を磨きたい」という、いわゆる語学留学の場合なら、まぁ何年生でも良いかもしれないです。

夏休み等の長期休みに行く短期のものなら、進級に影響を及ぼさずに行くことが可能だと思うので、気軽に出かけてみるのも良いですね。

 

 

語学留学ではなく、交換留学(向こうの大学で単位を取る)の場合は、やっぱり3年生以上が良いのではないでしょうか。

 

娘曰く、2年生以下だとまだ自分の専攻分野の知識が足りなくて、せっかく留学しても、十分な成果が得られないのではないかと思うそうです。交換留学の場合は、やはり語学力が成否を分けるそうなので、1~2年生でしっかり語学の準備をして、3年生で留学するのが良いのではないかと。

 

 

ただ3年生の秋から行くとなると、どうしても日本の就活とバッティングしますので、そこを考える必要がありますね。

 

娘の場合も、単位としては足りていたので、卒論を提出して4年で卒業することも、制度上は可能でした。

でもとにかく就活が、全然タイミング的に間に合わないので、最初から留年すると決めて行きました。

 

そして、留年することは、私が勧めたことでもありました。

せっかく入学した日本の大学の、一番充実して楽しい3年生の授業を受けないことは、すごくもったいないと思ったから。

上の子が大学院修士まで行ったので、娘の分も修士2年分のお金は用意していたので、学部卒で就職するなら、1年くらいの遅れは何とも思いませんでした。

 

 

就活については、昨今はオンライン就活もだいぶ浸透していますので、現地からオンラインで就活を終えて帰国した子もいるそうです。でも、その子はとにかく忙しそうで、留学を十分楽しめているのかな?と思ったそうです。

 
今までいろんな記事で書いていますが、娘は就活に関して言えば、留年したことによるデメリットは一切なかったですね。
金銭面についても、(国立大学だったというのもありますが)さほどのデメリットにはなっていません。
交友関係や卒業イベント関係についても、なんだかんだ全部うまくいきました。
 
状況が許すなら、1年の留年を覚悟して、3年生で行くのがいいんじゃないかなぁ?と思います。
 
 
あと娘が言うにはですね…、「飲酒可能年齢」かどうかも、楽しさを左右するって言ってました(笑)

海外は年齢確認が厳しいそうで、メンバーの中に飲めない年齢の子がいると、そのメンバー全員お酒提供NGだったり。そういう感じなので、結果的に、飲めない年齢の子は食事に誘われにくいそうです。

 

 

しかし、この物価高騰と円安で、留学費用はかなり上がっていると思います。断念する前に、留学奨学金などをよく調べて、何か手が無いか探してみてくださいね。