さて、前回の記事に書いた○○社さんとは別の、とある大手企業さんのインターンに参加した娘。
最近テレビでよくCMを見る企業さんで、そのCMで謳っている企業理念に、娘の中での好感度が急上昇していたんです。
そちらのインターンは、オンラインでの1dayプログラムだったので、いわゆる「職業体験」というものではなく、「会社紹介」というか「会社説明会」的な物だったようです。
企業さん側(主催者)は、人事部の社員さん。学生側は6人ずつくらいのグループで、グループワークも多少はあったけれど、どちらかというと座談会的な内容だったらしい。
その中で、「何か質問はありますか?」って聞かれて、学生から1つずつ質問したそうです。
若手社員さんがいたから「あなたが御社に決めた理由は何でしたか?」と聞いた子がいたそうなんですが、その社員さんの答えが、「人が優しかったから」とか「東京で働きたかったから」みたいな答えだったそうです。
「何か、すごくビックリしちゃってさぁ…。就活生が聞きたい答えって、絶対それじゃ無いじゃん?もっと“業務”のことが答えられる人を用意して欲しかったし、会社のレベルを疑った」
他にも、「御社の強みは何ですか?」という質問に対しては、「産休育休が取りやすい」という答えだったそうで。
「今どき、産休育休が取れるなんて大手なら当たり前のことじゃない?それを”強み”って言っちゃうことに”え?”って思ったし、普通に考えて、そこで言う”強み”っていうのは、会社のメイン事業に関わることであるべきじゃない?」
あー、なるほどねぇ。
インターンを主催している部署は人事部だから、相手をしてくれた社員は全員人事部の方。
人事部的な発想のもとに回答がなされて、人事部的な視点でしか回答してくれなかったということらしいですね。
会社は結局は人っていうのも事実だし、福利厚生はとっても大切なことだけど、聞きたいことはそれじゃない…っていう感じだったようです。
「うちのグループ6人のうち、少なくとも私を入れて3人は失望してた。会社紹介の入り口として用意したのがコレ?って思っちゃった」
去年の夏に参加した「がっつりインターン」と比べて、あまりにもライトな感じだったらしく、その会社に対する好感度も何やら下がってしまったようです。
サマーインターンにどういうプログラムを持ってくるか、その会社の考え方はいろいろですよね。まずは負担の無いライトなプログラムで気軽に参加して欲しい、っていう考えだったのかもしれないし。
でも、そこの考え方が合う合わないってことが、結局は「縁」っていうことなのかな。