2024年のゴールデンウィークである。

今年は前半後半分かれているため、前半はバイクのメンテナンスをし

後半はちょいツーに当てようと考えた。

 

4月29日・・・右足のふくらはぎが痛い・・・

W1SAのポイントと点火時期を調整してスターターをキック!

 

不用意にキックしたため、ケッチンを食らった・・・

右の親指のボタンでキュル、バオンというオートバイと違って

W1SAはキックスタートオンリー。コレが男のロマンと言いたいが

寄る年波には勝てず、ちょっとキュル,ボンっていいなぁと思うこの頃。

 

ケッチン・・・

古いオートバイ関係でここに尋ねてきてくれる諸兄には説明の必要は無いが

何じゃそれはと言う方のために、簡単な説明。

エンジン始動のためキックペダルを踏み込んだ時、点火時期の狂いや点火

時期を調節する進角装置の不良、中途半端なキックでエンジンが逆回転を

起こしてキックペダルが跳ね上がる現象のことよ。

 

自分も昔、便所サンダルでオフ車のキックしたとき、バコーンっとケッチンを

食らってサンダルを屋根の上に飛ばした経験があるくらい強烈な威力がある。

先輩方の話ではW1やXS1で踵やすねの骨を骨折した者もいるとの、事実とも

伝説とも言える話を聞いたのは、昔の話。

 

だから、ケッチンを知らない若いライダーがいても仕方が無い。だって

今は右親指ひとつで楽ちん始動。でも、やっぱりキックでオートバイを

始動するって格好が良いと思っている。

 

面倒なのに何でか?

それは自分が中学校の頃、近所の兄ちゃんが、キコキコと始動前に数回の

空キックをして一気に踏み込みエンジンを始動しているのを目にしていた

ためかもしれない。(ちなみに兄ちゃんのオートバイはW1Sだったらしい)

 

どちらにして、W1SAやメグロS5、その他所有のオートバイをしどうさせるには

キックを踏み続けなければならない。セルモーターは良いなぁと思いつつ

膝と腰の痛みと戦いながらキックスタートにロマンを求めるのはいつまで

続くのだろう。

 

 

実は、倉庫から発掘した45年前の雑誌のネタの枕のつもりだったケッチンで

あったがダラダラ書いてしまったので、雑誌ネタは次回で。