昨年末放送されていた『中学聖日記』
つい先日、一気に全話見終わりました。
キャッチコピーは
「教師としてあるまじき、純愛」
なんとセンセーショナル!
有村架純ちゃんが?どうなっちゃうの?
アラフォーのおばさんはドキドキしながら観ていました。
こうして一気にみると、前評判、始まってからの評判、後評判みたいなのが結構入ってきてしまって、
実は観るのをためらっていました。
ところが。
単なるスキャンダラスは恋愛モノでは一切なく、
それぞれの思い、立場、成長…
そんないろいろがとても丁寧に11話、描かれていたように思います。
聖の思い
晶の思い
晶の母・愛子の思い
聖のお母さんの思い
後半になるにつれて色濃くなり、交錯するそれぞれの思いがなんとも切なかったなと思います。
私が母だったらどうするんだろう?
聖の母でも晶の母でもそこに正解が見いだせない気がしました。
10歳違うくらいなんて、社会に出たらゴロゴロいるのに、教師と生徒じゃなきゃすんなり行くのに、とか思っちゃうけど、
皮肉にも二人はこの関係でなければ出会えなかったんだろうなと思うと不思議ですね(ドラマですけどね)。
晶の母は二人を離そうと必死で、
晶もその思いを受け入れて、お母さんに
「ありがとう」というシーンにそれぞれの思いが交錯しすぎて(自分の中で)涙が自然と出てきました。
聖も晶もこの恋愛を通して、
人として成長したり、自分の人生を見つめ直し未来を見てそれぞれの選択をしたし、「今」も大事だけど、その先にある「未来」を見据えて感情だけに流されず、選択することの大切さみたいなものを私は感じました。
物語を進める上で出てくる聖の周りの男性がなんてみんな素敵な奴なんだー!って思いました。
それだけ聖がどこか憎めないいい子なんだろうな、というのは想像が容易いです。
吉田羊のキャラがなんとも色濃く、
一見ぽやっとしそうなところにピリッとアクセントとしていい差し色だったな、とか思っちゃいます。(偉そう)
そして何より!
晶役の岡田健史くん、というこのドラマがデビュー だという彼。
最初のころと話が進むにつれて顔も演技も全然違うし、なによりかっこいいではないですか♡
ウィキペディアで野球少年だったと見てますます興味津々。
役作りなのか、天然なのかわからないけど、その成長ぶりが顕著過ぎて震えました。これからが楽しみだなー。
ふぅ。
久しぶりにいいドラマと会ったなと思いました。
Blu-ray買っちゃおうかしら?笑(←単純)と思ってしまったほど。
たかがドラマ、されどドラマ。
私にとっては生活に潤いを与えてくれるモノの1つです。