前回からの続きです。



副腎疲労の症状には、主に以下のようなものがあります。



・朝、起きだす気力がない
・喜怒哀楽が激しくなった
・食事、入浴することが疲れる
・午前中、仕事に集中できない
・風邪などをひきやすくなった、また、風邪をひいても治りにくい
・夕食を食べた後に気分がハイになる(低血糖)
・傷がいつまでも治らない
・頭の中に霧がかかったような状態である、気がつくとボーッとしている
・物忘れがひどくなった
・立ちくらみが頻繁に出る
・原因不明の微熱が続く
・午後3~6時にかけて、猛烈な睡魔に襲われる
・不眠症である、または寝ても1~2時間程度で一度目が覚めてしまう
・花粉症、アレルギー症状がひどい
・性欲が著しく減退した
・月経前症候群が強くなった
・うつ病や適応障害と診断されている
・とにかく疲れやすく、毎日をやっとの思いで過ごしている


これらに一部(1/3以下)当てはまる人は、多くは生活習慣を見直すだけで改善すると思われますので、当面の間、糖質を控え、野菜中心のバランスの良い食事と睡眠をとることを意識して生活してみてください。

もし睡眠が満足に取れない場合でも、食事を変えるだけで全然違うと思います。



それ以上、特に半分以上当てはまるという人は、中等度以上の副腎疲労の可能性が高いため、一度、副腎疲労外来のある医療機関にて検査をしてみてください。

自費診療なので検査代は高いですが、今後の安心代と思って受診されることをおすすめします。



もし副腎疲労と診断された場合は、個人差はありますが、おそらく上記のような生活習慣の見直しだけでは自分の思うようには回復していきませんので、サプリメントを使用した適切な栄養療法が必要となると思います。



また、副腎疲労の方は、仕事なり、介護なり、育児なり、親しい人との死別なり、環境の変化なり、強い薬を用いての治療なり、人間関係なり、複合的な理由なり、自身で感じている明らかなストレス要因があるはずです。それに対するストレスマネジメントを考える必要があります。



仕事だったらまだよいのですが、ストレス要因が人間関係、特に家族問題の場合はマネジメントが難しいと言われます。



仕事だったら休職をとるなり異動させてもらうなりの手段を取れることもありますし、最終的には辞めることでストレス要因から離れることができますが、家族問題からは逃れたくても逃れるわけにはいかない場合が多いからです。



その対処方法を、ひとりで抱えるのではなく、受診という手段を通じてでも早めに医師、他者に相談できるようにしてください。



そして、副腎疲労は、対処が遅くなれば遅くなるほど治療にかかる時間も比例して増えると思ってください。



軽い症状なら生活や食事改善をすることで治すこともできると思いますが、中等度~重度になると、副腎疲労に至るまでに複合的な要因が絡んでいるため、とにかく回復に時間がかかります。(投薬では改善しない病気です。)

その場合は、療養に専念できる環境であっても最低1年はかかるとみてください。



この病気はまさに、自分の身を後回しにして、これまでかえりみてこなかったツケがまとめて回ってきたようなものなのです。



副腎疲労に至るまでには様々な事情があると思います。

副腎疲労になる方は、総じて真面目で責任感が強くストイックであり、それでいて柔和な性格の持ち主、そして基本的にはメンタル面の強い方(相当我慢強い方)が多いのではないかと思います。

(傾向としてですので、もちろんすべての方に当てはまるわけではありません。)



だからこそ、普通は体からの警告があったら、風邪をひいたり熱を出したり、女性であればPMSに訴えたりしてストップをかけ、体に無理矢理にでも休みを促すところ、それを超えて(悪い言い方をすれば無視してまで)頑張れてしまうのです。



体力の限界を超えていても気力だけで頑張れてしまう人というべきでしょうか。



問題は、その環境下が一時的であればまだ良いのですが、多くの場合はそれが慢性的(途切れない状態)であることです。



だいたいのケースにおいて、そこまでして頑張らないといけない状況というのは、何らかの理不尽な環境下であると考えられます。



ですが、後々のことを考えたらそこで無理してしまうことのほうが総合的にずっとリスクが高いため、体への警告が出たら素直に従い、まずは休養を優先してください。



そのうち、気力でどうにかできていたことに対して、体がついていけなくなりますので。



繰り返しになりますが、うまく周りに頼り、ひとりでその状況を抱え込まないようにしてください。



副腎疲労症状は、限界を超えて頑張ってしまって、もうこれ以上は頑張れないという体(副腎)の叫びなので、どうかこの声に耳を傾けて労ってあげてくださいね。



最後に、副腎疲労そのものについて知りたい方、もしくは対処や改善方法について学びたい方への推奨サイトです。



■副腎疲労症候群について(宮澤医院)

■副腎疲労(Think Healthブログ)



個人的には、この2つのサイトが最も患者寄りで書いてくれているというか、言葉が平易で大変わかりやすかったです。



なお、宮澤医院は私が通院している病院でもあります。



副腎疲労外来の宮澤賢史先生は、先生本人が副腎疲労の経験者で、まだ日本ではほぼ症例がなかったこの病気の効果的な治療法について門戸を開いた医師です。



体調不良の原因が特定できずにドクターショッピングを繰り返し、途方に暮れていた私を救ってくれた方でもあります。



東京の葛飾区にある小さな診療所ですが、実績はピカイチだと思います。もし病院探しに迷われたら、まずはここで受診されることをおすすめします。



自費診療ではありますが、それでも治療費は他の病院に比べていくぶん良心的かと思います。HPに治療費も提示されていますので必要な方は確認してみてください。



と、なんだか病院の回し者みたいになっちゃいましたが(笑)



先生は患者自身にも副腎疲労について勉強することを促す方なので、ここへ通うと自分の症状をきちんと分かった上で診療にのぞむことができると思いますよ。



というのは、副腎疲労の治療ポイントは栄養療法であり、食事やサプリが要になってきますので、何より自分自身が自分の医師になる必要があるからです。



私も、ドクターショッピングをした経験から、医師は決して万能ではないんだなと思い知らされましたので、患者自身も勉強することが必須だと痛感しています。



宮澤医院に行く前は、病院の行く先行く先で心療内科の受診をすすめられましたからね。。。

その後もどうも納得ができずに病院巡りを続けていたのですが(自分の症状は精神的なものではなく、体のどこかがおかしいという根拠のない自信があった)、言うとおりにしていたら危うく薬漬けにされるところでした。



きっと、必要もないのに心療内科へ行っている人は実はかなり多いんじゃないのか?と疑念を抱いた一件でもありましたね。