正論は人を傷つける。
これは、まったくもってそのとおりだなと思います。
正論は、確かにそれ自体は正しいことを言っているのですけど、下手をすると相手の逃げ道をなくし、プライドをズタズタにします。
このことはよくよくわかっているのですが、相手が明らかに間違っていることを平然と主張してきたり、言動が矛盾しているのにもかかわらず自分を正当化したり、自分ができていない・できもしないことを他人にはさも当たり前のように要求したりと、要は支離滅裂な相手にムカついてしまったとき(笑 ←結局そこなのよね。)に、ついつい正論をぶちかまして逃げ場をなくし、相手をやりこめてしまいたくなる衝動に駆られるときがあるんですよねえ。。。
そんなときは、次の詩をそらんじて自分を落ち着かせるようにしています。
案外有名な詩なので、知ってる人も多いかなー??
※なお、この詩は作者ご本人の意向により著作権フリー扱いとのことですので、全文掲載させていただきます。
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだとうそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
この詩は、もともと吉野弘さんを好きだった私が、自分の結婚式のときにぜひ取り入れたくて式の最中に朗読をしていただいたものです。
もともとは、吉野弘さんが姪御さんの結婚式のときに(出席ができなかったため)お祝いとしてこの詩を贈ったそうですが、その後、詩集におさめられてから大変人気が出て、結婚式のときの祝辞や誓いの言葉として使われるようになったそうです。
結婚生活だけでなく、生活すべてのことに当てはまることだなと思い、今でも時々思い出したように読み返します。
初心、忘るべからず。
・・・とは思っても、人間なのでやはりムカつく人にはムカついてしまいます。
(注 相手はラジボー(主人)ではありません。一応、否定しておかないと本人がビビっちゃうからね!笑)
でも、正論をぶちかましてみたところで、ぶちかました本人は一瞬スカッとはするかもしれませんが、それで果たしてその人にいい影響はあるのか?反省して考え直すきっかけになるのか?というというと、答えはNO。
話してハイそうですか、ごめんなさいと言う素直な人だったら、そもそもムカついていませんので(笑)
吉野弘さん、今日も未熟な私にストップをかけていただきありがとうございます。^_^;
ふうふう。
せっかくいい詩を載せたのに、前後の文章がどうしようもなくてごめんなさい。( ´ ▽ ` )ノ☆