八代市上片町に所在する市指定史跡の

高取上の山古墳です。

　八代ICの南側、くおん保育園のすぐ隣に位置します。墳丘上（前方部上）には熊野座神社が鎮座しています。

　八代市HPによると、墳丘の長さが77ｍ、後円部径48.2ｍの前方後円墳で、現況としては八代平野で最大の古墳です。
　前方部に熊野座神社を祀り、神社の後ろ側には大樟や墓地があります。前方部はほぼ原形を残していますが、幅が半減しているそうです。くびれ部と後円部は大部分が取り除かれていて、割石積み横穴式石室の側壁の一部だけが残っているということですが、現地に行っても石室石材の所在はよく分かりませんでした。
　石室からは須恵器・土師器数点のほかに、轡や金具などの馬具・鉾・刀の一部が出土しているそうです。

墳丘下には熊野座神社の鳥居があります。鳥居の後ろが前方部ですが擁壁などで改変を受けています。

墳丘上に鎮座する熊野座神社です。

前方部上です。

くびれ部辺りだと思います。右はくおん保育園の建物です。

※写真は2022年11月撮影

高取上の山古墳（八代市・市指定史跡）