みじかいストーリー
書いてみた
『恒星間天体 3I/ATLAS』
沖田艦長:古代、恒星間天体 3I/ATLASのことは知っているな?
古代 進:はい!今注目されている彗星のようですね、大きさは数キロに及ぶとか…
沖田艦長:フッ…
沖田はかすかに笑った。
沖田艦長:彗星か…。昨日わしは、その彗星と話をしたんだ。
楽しそうに沖田は言った。
古代 進:えっ!!?彗星と話ですか?
沖田艦長:ハッハッハ! わしはまだボケてはおらんぞ。
理由はわからんが、何かわしと通ずるところがあったのだろう。
意識が通じ合ったのだ。
諸君!今から会いに行く。
島、ワープの準備だ!
島 大介:はい、艦長!
3I/ATLASと数キロ離れた宇宙空間へワープが完了した。
みんなのどよめきがおこった。
古代 進:艦長…。あれは彗星なんでしょうか?
沖田艦長:ハッハッハッ! まぁどう見ても彗星には見えんだろう。
島、もう少し近づくぞ!
島 大介:はい!
ヤマトが3I/ATLASに近づくと、
驚くことに、挨拶をするかのように全体に光が点滅した。
沖田艦長:会えたなぁ…友よ。
沖田は静かに目を閉じた。
まるで3I/ATLASと話でもしているようだった…。
しばらくの沈黙の後、沖田は言った。
沖田艦長:彼はな、生命体なんだよ。
遥かなる昔、太陽系ができるもっともっと遥か昔から、
この果てしない宇宙を旅している、旅人、探検家なんだ。
この宇宙を探求しているのさ…。
沖田は席から立ちあがり右手を上げた。
沖田艦長:「敬礼!」
全員が3I/ATLASに向かって敬礼した。
また光が点滅した。
古代 進:我々の気持ちをわかっているんですね…。
沖田艦長:地球へ帰還するぞ。島、準備だ!
島 大介:はい、艦長!
沖田艦長:さらば…友よ……。
https://www.youtube.com/watch?v=VxJK95r4kKg