福島第一原発の事態を受け、TV アニメ「ザ・シンプソンズ」も自粛(Slashdotジャパンの記事へのリンク)
オーストラリアではシンプソンズの原発ネタのうち放射能汚染やメルトダウンに絡んだエピソードは放送自粛するそうです。あの真っ黄色のキャラの出てくるアニメです。
お父さんのホーマーさんが原子力発電所に勤めているのですが、そこでのずさんな原発の運用をシニカルに描写しています。
平時であればブラックユーモアとして笑えるのですが、今となっては利益第一、安全軽視の原子力産業に対しての警鐘だったのではないのかと思えます。
放送を自粛するというのは日本の原発災害に対しての配慮だと思いますし、また、不謹慎であるという声が日本から上がるのを未然に防ぎたいという事もあるでしょう。
果たしてこれはいい事なのか、ヤバイことをヤバイと言ってはいけないのか。
福島第一原発についてはかなり以前より危険性が指摘されていたということが次々と明らかにされてきました。
原発の危険を告発 国民の命守る日本共産党(上)
すでにご存知の方も多いと思いますが、日本共産党が2006年6月に今回の事態を予測し、警告をしていましたが、原子力安全保安院は「大丈夫だモーン」「バッチリ対策してあるしぃ」とガン無視でした。
この予測レポートの恐いところは、津波後の原発災害までに発展するシナリオまで書かれてあり、現実にその通りになってしまったことです。
このレポートには事後の対策は書かれていません。原発災害を起こさないためにどうすればいいのかが書かれていたのです。
事後の対策については実は誰にもわからない未知の領域だったということです。