長男の嫁となり、20年経ったころ、
舅と大姑が他界後、やっと、仕事に専念できるようになったのですが、
今度は姑が倒れるのです。

軽い脳出血でしたが、手術後、認知が始まったのです。

また、介護の日々がやってきました。

認知で、杖をついて歩けると、介護度は低く
介護2となったのです。

国民年金しかかけていなかった姑には蓄えなどなく、(舅が亡くなった後借金がありました。)
施設に預ける余裕なく、
小規模サービスを利用することになりました。

朝は夫が施設に送り、夕御飯まで利用し、夜7時ころ、私が迎えに行くという毎日でした。

費用は持ち出しです。

夜中もトイレに起きるので、私も起きて様子を見守ります。

トイレに何かを流してしまったことがあり、夜中起きると、トイレがつまり、廊下まで水浸し。

トイレつまりを直す用具がなかったので、
24時間営業の店に車を走らせ、それを買って
つまりを直し、廊下も拭きます。

その間、夫は
知らんぷりで寝ていました。

今に始まったことではないので、仕方ありません。

そんな日々が三年経ったころ、
姑に異変が。。。

微熱が続き、施設のスタッフいわく、お腹も膨らんでるので一度病院へ行った方がいいとのこと。

診察を受けると、ガンとのこと。それも末期。

認知の姑は、痛いとか気持ち悪いとかの感覚もわからなかった為、末期になってしまったのです。

家から近くの病院へ入院し、そこで最期を迎えました。

思えば、姑は、果たして幸せだったのか?と。

長男の嫁としては、子どもを産み、介護もし、
仕事もし、悔いはありません。

近所の人から
「きっといいことあるよ」
と 声をかけてもらったことが励みとなりました。

実際、今はとても幸せです。
仕事があり、健康であり。。。