太陽が真東から昇り、真西に沈む。
昼と夜の長さが半分半分。
考えただけでもウキウキの春分です。
今日から春分、次の節季は清明(せいめい)、
今日から4月5日の清明までは
春らしくウキウキ気分の春分を
めいっぱい楽しんでも誰にも叱られない。
もっと楽しもう。もっと、
もっと春を楽しむのが正であり善であり、
良であり聖であるとも思われます。
「日本人はマスメディアや広告が打ち出した価値観が自分にインストールされていることに無自覚です。」(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)
これを稚拙という。
このような男を「幼稚な男」というようです。
「消費者は常にコントロールされ、憧れ自体も自分が考え出したものではないという状況に慣れてしまっている。そして、もう少し踏み込むと、マスメディアが植え付ける『普通』という概念にもとらわれすぎなのです。」(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)
仏教がなんであるのかも知らずに、
お墓参りをする、「神様、仏様」などと祈る。
キリスト教がなんであるのかも知らずに、
教会で結婚式を挙げ、悠久を誓い、
イタ飯、フレンチを語り貪り食う。
彼らが信奉するマスメディア自体が、
所詮、地方出身者の描く東京であり、
所詮、知的レベルの低い、だけど読者よりは、
少しだけレベルの高い、稚拙で幼稚な男社会の産物であることも知らない。
「その最たるものがお金、とりわけ僕が日本的な『拝金主義』と呼んでいるものです。お金を神様のようなものだと思い、なにかにつけ年収や月収といったサラリーマン的な給料の話ばかりになる。」(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)
夢だロマンを謳いながらも、
最終的にはお金の話になってしまうのが、
現代日本男子の情けなさであるのかも知れません。
夢だロマンを謳いながらも、
お金とウソに塗れてしまっている
ことにさえ気づかぬほどの醜劣さが彼らから見て取ることができます。
「日本ではアートの話をしていてもすぐにお金の話になります。その作品は何億だからすごい、その作品の価値はいまなら何億になる。アートの本質は何億だから、という話ではおよそ語れません。」(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)
島国日本、小国日本、
イエロー・チンパンジー、イエロー・モンキー、
イエロー・キャブとも卑下される日本人。
その自覚のなさが、あいも変わらず、
人まね、白人の真似、欧米資本主義の真似、
これではいつまでたってもお金といえばお金、
自由といえば自由と、欧米の受け売りばかりで、
この国は、我が国日本は、
そのまた受け売りを自国の女性に押し付ける男ばかりの国家となってしまうようにも思われます。
「お金の話ばかりをして、それ以上の話ができない。僕も大学教員であり、経営者でもあるので、お金の話はします。しかし、お金はツールであって、それ以上でもそれ以下でもありません。」(「ニッポン2021-2050データから構想を生み出す教養と思考法」落合陽一×猪瀬直樹)