あのジェイムズ家の娘アリスの日記19 | コラム・インテリジェンス

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透き通るような…心が…ほしい

 強姦した男を野放しにする国家に

 強姦された女性たちを

 守るという意思があるとは思われません。

 

「伊藤詩織氏の性被害、二審も認める」

  (朝日新聞DIGITAL)

   https://www.asahi.com/?

 

 現代は、

 文明文化の進化を謳歌しているように見えて、

 実は、文明の進化のわりに、

 文化・倫理論理能力は

 古代人より退化してしまっているのかも知れません。

 

「多くの社会では、女性は男性の財産にすぎなかった。

強姦は多くの法制度では、財産侵害に該当した。」

(ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」)

 

 「サピエンス 18」

https://ameblo.jp/column-antithesis/entry-12534122576.html

 

 僕は自分が飲み過ぎて起き上がれないとき、

 女性と合意の上で、女性に半ば強制的に、

 性行為を執り行われたことは多々あるけれど、

 「よく頑張ったね」と言われたことも多々あるけれど、

 

 たとえ酔ってはいても、この男のような

 卑劣な情動にかられることはあり得ないと、

 天地神明、神さま仏さまに誓うことができます。

 

レミントン 1890年

「3月22日

 クリスマスツリーの話をしていた時、私は、あら、『三百人の子供用としたら、よほど大きくないといけないわね』と言った。

 するとナースは、場所が十分にないから、その半分くらいしか呼ばれないのだと答えた。

『先生はどうやってその半分だけを選ぶの?きっと成績の良い子ね』『あら、違いますよ、日曜学校に来る子供たちだけを呼ぶのです。非国教会派の子供たちが入れないようにね』これが人類の兄弟愛を象徴する偉大なキリスト教のお祭りとは!本当に、本当に、結構ですこと!」

(「アリス・ジェイムズの日記」アリス・ジェイムズ)
 

 キリスト教が悪いのではありません。

 キリスト教はユダヤ教のパクリとはいえ、

 キリスト教は一神教というセコイ了見であるけど、キリスト教は十字軍の遠征で罪もない多くの人々を殺しまくってしまったけど、それでも僕はキリスト教自体は素晴らしい倫理体系の論文であると考えています。

 しかしながら、アリスもアリスの家系全体的にもその傾向が強いように、キリスト教徒であっても教会と牧師・神父・教皇等々のお偉いさんには信をおいてはいないように、僕も彼等にはほとんど興味がないのです。

 

「3月30日

 毎日私には無上の30秒がある。昼食後、休息から戻ってくると、窓が閉められてしまう前に顔を外に突き出し、春をたっぷり吸い込むのだ。

 バルコニーにある黄色く輝く水仙、正面の老木の日に日に芽のふくらむ若枝、息もつかずに巣の大掃除に余念のないミヤガラス、変化する光の明暗、そして大気には誕生の神秘、外を何時間さまよい歩いても、骨の髄まで染み込むこの数秒間ほどに強烈に、年ごとに繰り返される『奇跡』を吸い込むことはないだろう。」

(「アリス・ジェイムズの日記」アリス・ジェイムズ)
 

 ずっと、病床にある人にとっては、

 ほんの30秒、外界との接触だけが、

 おおいなる楽しみ、至福、と感じる人たちも多くいらっしゃるのかとも思われます。

 

「『我が家』という気分は、立派な意思があれば、そしてもしも自分が生きていく上に必要ならば、どんな四つの壁の間にも創り上げることができるものだ。」

(「アリス・ジェイムズの日記」アリス・ジェイムズ)