青春色って何色だろう。
それはオレンジに染まる夕方の空に、希望の光が射す夕焼け色。
甘くてすっぱい、オレンジ色。
いつのことを『青春』って呼ぶんだろう。
青春時代って人それぞれによって違いがあって、時差もある。
もう戻らぬ時間に作りだされた、勇気がでるかけがえのない思い出を、
そう呼んでいるのだろうか。
オレンジに染まる夕焼けの空を思い出せば、仲間と約束したことを思い出す。
そんな日々が目を閉じれば、いつでも、どこでも再生可能。
ポータブルDVDプレーヤーみたいに、
何度でも、何度でもリピートできる。
たくさんの経験をしても、それがその中の一部ではなく、全てになる。
いつか僕らは、大人になる。
誰かが言葉に出さなくても、みんな知っていることだけど、
でも言葉に出せないくらい、甘くてすっぱい思い出を持って大人になってしまう。
イツカボクラハ、オトナニナル。
そのいつかって、ずっと、ずっと先だと思ってたけど、
そのいつかが、明日になるのが怖くて、仲間と飲み明かし明日のことを忘れ、
都合の悪い明日を酔っ払うことで、明日があさってにもなる自由。
それを『青春』と呼ぶんだろう。
仲間と過ごす時間が有限であることを知りながら、
無限に広がる夢を語り、応援しあって、励ましあって、勇気を分け合って。
そんな日々が、永遠なんだと信じて、夕焼けに染まるオレンジの空に叫ぶんだ。
俺は一人じゃないと確かめて、孤独の中から少しだけ抜け出して。
まるで、若芽を摘む新茶のように、ほろ苦くて切ない気持ちが、
いつの日かの『青春』なんだろう。
僕らが、いつの日か未来に誓ったこと。
とても簡単なことで、単純だった言葉。
大人になればなるほど、単純で簡単なことが、
どんなに難しいかを知る。
あの時、あの夕焼けのオレンジの空に誓った言葉は、
その後、その言葉は何年も僕らを支え続けてた。
社会に出て、大人の気分になり、忙しいさにかまけて
ただこだすだけの日々が、あの日のこと、あの頃のことを
思いだすと、ココロの中に小さな明かりがともり、
ちょっとした、恥ずかしさと、暖かさをつれてきて、
前に向く勇気をくれる。
こうして僕らは大人になる。