この前完成したジオラマの模型を個々に見ていきましょう。
まずはこのジオラマの主役のタミヤ1/48ケッテンクラート、バイクの後ろにキャタピラを付けたような独特の車体形状です、本来、空挺部隊の牽引用車両として開発されましたが、空軍基地で航空機の牽引や戦場での各種牽引に使用されました。
因みにフロントのタイヤが無くてもハンドルさえあればステアリングを切ることが出来ます、戦場での写真を見ると時々、タイヤの無い状態で走行している姿が映っています。
キットはストレート組で、後部座席に工具箱とMe163に乗り込む時に使う梯子を載せてそれらしさを演出してみました、そして一応、転輪、駆動輪、誘導輪の外周につくゴムパッドやキャタピラにつくゴムパッドも色分けしてあります、ジャーマングレイの車体色なら塗らなくても判らないところですが、こだわりで色分けしてみました。
このケッテンクラートを作る時に参考にしたのがこの本です。
アルゴノート社刊「ケッテンクラート解体新書」2011年刊行の本ですから9年前の本です、何の予備知識も無く行きつけの本屋さんで見つけて初め表紙を見た時、洋書の翻訳本かと思い中身を見たらなんと、日本人の国内でのレストア日記でした、そのほかに実車のバリエーション解説や当時の写真も載り、読み応え、見応え充分の本でした、そして最後の奥付けを見たらなんと知り合いが編集に携わっていてチョットビックリでした。
この本で紹介されたケッテンクラートはかつてあのモデルガンのMGCが所有していたもので、MGC廃業後に人手に渡り、間の経緯は知りませんが、著者のところにたどり着き、日本で始めてまともなレストアをされた車両です、随分前の話ですが、東京タワー下の催事場で行われたミリタリーイベントに登場して人を載せて走ったのと同じ車両です、分解できるところは分解して、塗装を全部はがし再塗装して、欠損部品は出来うる限りオリジナルを使い、出来ないものはリバースエンジニアリングで製造と、欧米では当たり前のレストアが日本で始めて施された事例ではないでしょうか?ミリタリーマニヤ必見の書だと思います、古い本なので最近は見ないので、出来れば増補改定版で再販して欲しいですね。
お次は航空機用電源車、前にも書いてますが、駐機中に機体内のバッテリー消耗を防ぐために外部電源を接続してバッテリーの消耗を防ぎました、当時のMe163の写真を見るとまさしくこのタイプの車両がコードを伸ばして機体と接続している様が写されています、発電機で電気を起こす単純なものだと思いますが、この車両自体にもバッテリーを積んでいて、発電機を起動させなくても自前のバッテリーで電源を供給出来たと何かの本だかWebで読んだ事があります。
これの単純なバリエーションとしては転輪が昔の荷車のようなスポークになっているのが確認できます、多分末期の簡易生産型なのか、もしくは逆に初期生産型かもしれませんが、そこまで詳しくは無いのでどちらかはハッキリしません。
次回はMe163の解説です。




