探し物をしていると、目的以外のものを探し当ててしまうのは「探し物あるある」ですよね。

 

今回ご紹介するのもそんな1品です、先日ほかの探し物をしていたら、出てきました、私的にはオークションで売ったつもりで、持っていないと思っていたんですが、勘違いだったようです。

 

ドイツ軍のMP44用マガジンポーチとマガジン6本です、実物です。

 

ただし、マガジンポーチは戦後、チェコスロバキアがMP44用を運用するに当たって作り起こした戦後品です、MP44は当時の最先端火器なわけですから、ドイツ軍の武装解除で余ったこれらの兵器は戦時賠償などで戦勝国へ持ち込まれ、自国軍の再軍備に使われました。

 

マガジンポーチは一見するとドイツ軍オリジナルと良く似ていますが、細部を見ていくとオリジナルとの違いが判ります。

 

ストラップをとめる烏帽子ですが、こちらは真鍮製です、ドイツ軍は軍装品に真鍮をほとんど使いませんでした、初期ではアルミもありましたがほとんどが鉄製でした、金具類に真鍮を使ってるドイツ軍装品があったら、疑ってみる事をお勧めします。

 

あと、バックルやリベットにメッキ金具が使われていますが、これも私の基準では違和感を覚えるポイントですね、まっ、これは初めからチェコ製と判っているからいいですが、もしこれがドイツ軍オリジナルのポーチとして売られていたら、見た目の時代はあるので、レプリカ品にはみえません、厄介なのはこう言う戦後品ですね、イレギュラーと思っても口の上手い悪徳業者なら「当時はこんなのもあったんだよ」とか言って平気で初心者を騙します。

 

話がそれてしまいました、写真の縦長のポーチですが、左はオイラー缶入れです。

 

取り出すとこんな感じ、キャップが真鍮で本体はブリキを丸めたような感じです、もちろんドイツ製ではありません、ドイツはKar98のクリーニングキット入れと共用だったとお思います、一部部品の違いがあったかな?

 

右側のポーチは開けてみると空です、多分バレルクリーニング用のブラシなんかが入っていたと思います。

 

裏側はこんな感じ、見れば見るほどドイツ軍オリジナルに近いですね。

 

裏側の布部分にスタンプ、もしくはベルト通しのところにアムトなどの打刻が入っていたら一瞬ドイツ軍物かと思ってしまいますが、こちらには何もありません、写真は無いのですが革製フラップの内側に2桁の数字の打刻がありました、それ以外、見たところ、製造年やメーカー名を記す表示は見当たりませんでした。

 

こう言う綺麗な物に偽者のドイツ軍のスタンプなどを押して高く売りつける業者がいますので、くれぐれも注意してください、スタンプ類は当時の物や、偽者は簡単に作れます、それを押すだけで金額が上がる訳ですから、業者にしたら美味しいですよね。

 

付き合いの短い業者が、初心者に親切にしてくれる時は、気をつけたほうがいいですよ、詳しいマニアには売れない偽物を押し付けられる事がありますから。

 

今の業界は離れてしまい、良くわからないですが、昔は「生き馬の目を抜く」業界で無知は貧乏くじを引くだけでした。

 

おっと、誰か来たようだ、続きはまた後日。