3月半ばにA病院に救急搬送された95歳の母親が、急性期を脱したので療養型のB病院に転
院の運びとなったのが、この大型連休が始まる週の初めでした。
ソーシャルワーカーからB病院に面談に行くように言われ、仕事を休んで指定された日時に行きました
その病院は医療が必要な患者で、なおかつ介護保険を使用してお世話をして頂ける介護医療院
と言ったフロアーがある病院でした。 そこに入れればいいなーと期待していました。
そこでの面談は、医師、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーの3名と私とで行われました。
ケアマネージャー 「食事はご自分で食べられますか?」
私 「いいえ、自分で食べるとガツガツ食べて、誤燕の危険があるので介助して
います。」
ケアマネージャー 「では、受け入れはチョット無理ですね。人手がないので。」
この時点で、介護医療院はアウト。 はやっ!!!
それなら一般の療養型病室にと切り替えたのですが、
医師 「連休に入りますので、医者や看護師の大部分を休ませなければなりません
病院は連休中人員が不足しますので、何か患者さんに異変があっても目が
届かない場合があります。入院後1週間ぐらいが一番問題がおこるんですよ
ね。どう言う訳か。それでもよろしいですか?」
私 「えーっ それは……困りましたね。 A病院のソーシャルさんに掛け合って
連休後の転院か、他の病院に問い合わせして頂きます。」
医師 「他の病院も状況は同じと思いますよ。」
と予想もしなかった事になってしまいました。
その後、A病院に直行し、事の顛末をソーシャルワーカーに説明しました。
何とかならないかと掛け合ってみたものの、A病院でもB病院と同様、医師や看護師も連休中は
少なくなるし、急性期を過ぎた患者は退院してもらわないと、救急患者の受け入れが出来なくなる
との事で、埒があきません。
医師や看護師不足については、社会問題になっている事は分かっていましたが、こんな地方都市
でも今や同様なのかな、両方の病院の言わんとする事は重々分かるけれども、肝心の患者は置
き去りじゃないかと思うと段々腹が立ってきて、とりあえず母は退院させて自宅に戻す事にしま
した。
急性期を過ぎたとは言え、まだまだ食事を摂れず点滴のお世話にならなければならない時もある
ので家族としても心配でしたが、やむをえない判断でした。
3キロ体重も減って、体力も抵抗力も落ちているのは明らかで、感染症などを恐れていました。 何
かあればまた救急車を呼ぶしかないと覚悟しました。
案の定、退院後2日目に39度の高熱を出し、救急車で今度は別のC病院に運び、現在も入院中です
高齢者の介護は病院とも密接に関わることになります。
今回の事は、ただただ運が悪かったと思うしかないのでしょうか…