自分が望んだ訳でもなく
命を授かった。


気づけば、教育を受け、社会に出ていた。


やたら、いい大学、成功しろ、大志を抱けと
いう中にいたけれど


自分の意志を見失っていた。
いや、むしろ親に支配されていた。
後から分かったのは教育虐待をされていたこと
父親自身も恐らくBPDで残りの家族5人はボロボロになっていた。



大人になって何となく分かった。
もしかしたらBPD(境界性パーソナリティ障害)
自分の説明を赤裸々にされているようだった。



ただ、病院には行っていない。
恐らく、最後の砦に残しておきたいのと

精神的な問題はいくら病名をつけられて対処しても、怪我とは違って、自力で認知行動の修正をしていくしかないと思っている。


そして1番は、夫の存在だ。


周りの影響を受けない精神の安定と
着実な努力と目的達成能力
人間関係調整能力が抜群に高い
そしてそれを感じさせない
〝能ある鷹は爪を隠す〟


我を出さず協調性も高いので
劣等感まみれのマウント男に
最初はマウントを取られがちなのだが
数回関わればマウント男が彼の下に回り、
夫に依存し出す。


恐らく攻撃に怯えているマウント男にとって
攻撃されない安心感、
頭脳では敵わないと
尻尾を巻いたのだろう(みっともない)



私はそんな夫を尊敬しているし
人としても好きだし
どこかでBPDな自分の人生に必要だと感じた。



夫と一緒に暮らし始めて
精神的にも安定しだしたのと
思考回路が少しずつ、少しずつ似てきた。



〝普通〟である為にと自分の認知行動を疑い
ノートに概念、捉え方を書いては更新していくの
繰り返し。



だが、それを毎日、本当に毎日続けて数年。
パーソナルスペース、境界線を知ってからは
少しずつトラブル知らずになった。



HSPのように周りの反応に気づきすぎる、敏感で過剰反応をすることもあるけれど
境界線を知ってトラブルが激減したし


もう頑張るのをやめることにした。



10歳の頃から自分に課していた
〝普通になる、トラブルなく平和に過ごす〟
〝自分はおかしいから、人生を休む時間をとって向き合う時間を取る〟

を達成できたものとする。
20年以上かかった。


誰からも好かれる人になるでなく
トラブルなく、平和に過ごすこと


生きているだけで罪悪感、
罪悪感を抱くから
劣等感の強い奴につけこまれマウントされる
悪循環の中を生きてきた。



家庭ではなく、牢獄
子育てではなく、支配と服従
愛情ではなく、いかにお金をかけるかと依存
両親ではなく、鬼が2匹(だと幼い頃思っていた

教育虐待
スケープゴート
精神的虐待


牢獄を振り返ると
憎しみとお金だった。


長男は精神病棟に20年居続けている。
父親は母親の育て方のせいだ、と責任転嫁し
周囲には生まれつきだと説明している


地獄に堕ちろ。


母親も不利なことがあると
〝この子のせいで〜〟と平気で嘘をついていたし
お土産あげると渡すものは自分が他人から貰った要らないもの。



子供を育てるというより、
自分より弱いものを下につけるといった
表現が的確だ。


不信感しかないし、自分がいた牢獄が嫌だった
親子ガチャに大外れ。


自分が望んで生まれてないし
自分が参加すると決めてもないコミュニティに
所属させられたからか



私は自分が決めていないことで不利になることに
ものすごく敏感だ。
自分が参加したいと思ったところでないと
参加したくない拒否感もかなり強い。



夫は、どこであろうが
周りに影響なく淡々とトラブルなく
自分の目的を果たし、のらりくらりいくのだろうけれど。


理解はできるが、過剰反応が凄い、、



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今は自由に過ごせる時間もあり
理解してくれる夫もいて
自由意志、尊重、協力の仕方を少しずつ知った


有り難い限りだ。



毎日毎日、試し行動で自分のことを嫌いになっていないか確認する。




でも何となく夫の言動と
書いていて分かったのは




・暴れたり見苦しい部分も多々見せているので
それを嘘がない人間と捉えてくれてる

・自分が安定しているから、振り回されきらない自信がある

・不満から生まれる行動力が尋常でないので
動機は別として行動力を評価してくれている

・両極端な人間関係の、過剰に好き側なので
好きでいられることに居心地は悪くない

・良い時も感情表現が凄いので、私が本気で笑ったり喜んだりすると夫も喜んでいる



有難い話だよな。
こんなに理解してくれる人がいること、
BPDでいることは悪いこと、治さなければと
20年以上悩み焦っていたのに。


夫に少しは恩恵を与えられていたところも
あったのかと思うと何だか嬉しい。


物事は表裏一体で
悪いところだけではないなと思えた。


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社会的優位性を追いかける癖は
あるけれど

自分のBPDの性質を受け入れ
自分が損しないことは気にせず
(境界線が曖昧な人にはこれくらいが丁度いい)

やりたいことを安全を確保しながらやる
バランスがちょうど良いのかと思う




理想を見れば、子供がいて、仕事をして
ワークライフバランスバッチリ!だけれど


現実を見て、、

①トラブルがあって当たり前の日常を卒業し
 平和な日常を過ごすこと。

②社会的優位性を追いかけ劣等感と戦う日常を
 卒業し、〝自分の普通でいられる〟環境作りを
 他人に迷惑かけず実現させ、そこに時間を使い
 、そこにいられる喜びを感じる





まずは2人の家庭の中で。
次に犬とか仲間を呼ぶ
自然と動物と仲良くなりたい