私は数年ほど演劇の世界に魅了されていたことがありました。
演じて飯を食っていきたいと本気で考えていた時期がありました。
そんな大学時代、当時の親友と二人で劇団を立ち上げたいと思い仲間を募って、私と親友含め6人程で考え出した造語が「彩色ロジック」です。
演劇好きな人というのは、一癖も二癖もある人間が多く大体が我が強かったりします。
集まった6人も例外なく、何処か似通った所もありつつも、皆様々な考えを持って演劇と向き合っていました。
それを色に例えたのが始まりです。
これは演劇を志す人に限らずですが、人には一人ひとりにその人の色という物があると私は考えています。
それが単純に赤や青とは限りません。
朱、紅、茜。
蒼、碧、紺。
赤や青だけで考えてもこれだけ簡単に出てくる上にもっと複雑な色もあります。
無色透明も立派な色と捉えることも出来るはずです。
私自身の色は「限り無く黒に近い灰色」と言われたことがあります。(決して変な意味では無く・・・。)
少々、話が逸れかけました。
演劇を志し集まった6人が、それぞれ色をぶつけ合って議論をし、混ざり合ったり、時にはグラデーションを描いたり、混ざることなく色を並べ合ったりしながら一つの作品を目指す、という所から「論理
それらから組み合わさって「彩色ロジック」という造語が生まれたわけです。
しかし、残念ながらその劇団は立ち上げることなく散っていきました。
原因はある人間関係を中心に、様々な問題をそれぞれが抱き互いに上手く色が出せなかったことでしょうか。
水彩絵の具で言えば、水を混ぜ過ぎたといったところでしょうか。
今思えば、非常に惜しい機会を逃してしまったような気がしています。
結果、残ったのは「彩色ロジック」という言の葉でした。
この言葉の由来、意味を私は非常に気に入っているのです。
当時集まったメンバーには誰にも許可を取らず、この言葉を看板に掲げてブログを立ち上げたのは単なる思い付きで深い意味はありません。
強いて言うならば、私が紡ぐ言葉、文章の色が此処を見てくださった方々の色とぶつかって何か新しい論理を生み、それを超えた上で見えてくるであろう色に出会いたい、というところです。
正直、論理を巻き起こせるような事を書く自信は殆どありませんが・・・。
ブログは所詮自慰行為、という事を考えております。それでも読んで下さる方が少しでもいらっしゃったら幸いです。
今日はこの辺で。
明日も彩りある1日でありますように。