いつもご訪問ありがとうございます。
突然ですが、
何故、私がこんなにもフランスが好きで、アンチック家具などが有名なイギリスが好きで、ルネッサンスの宝庫の
ようなイタリアが好き。まとめて言うとヨーロッパが好きなのか、今日はふとそのルーツについて考えてみました。
大学3年生の時、自分の進路を色々考え、これからは女性も好きな仕事をしていく時代!と考えていました。
行った学部も商学部。その頃は女子が商学部に行くのは非常に少なく、私のクラスは50人中女子は3人だけでした。
(あの頃は人生最高のモテキだったな~。当たり前ですよね、クラスに女子3人なのですから。。。)
そしてマーケティングの授業の中で、「ファッションマーケティング」を知り、婦人服なら、男女関係なく、女性でもキャリアを目指せる、
そしてファッションやお洒落が大好きな自分にはとても合っていると思いました。
大学3年生の時、『スタイリストの学校』にも通い、ファッションを学び、
アパレルに行くなら、デザインとかもっと深く知りたいと思い、
市ヶ谷にある『セツ・モードセミナー』に通い始めました。
ここでファッションイラストの勉強や水彩画を習いました。
セツ先生はモダンでおしゃれで、左右、緑と黄緑色の違う色のソックスを履いたりして、その当時では、とてもハイエンドなコーディネート
をしていらっしゃいました。
私の絵は、『デッサンはまだまだだけど、色彩感覚がずば抜けている!』と誉めて頂いた事を今でも覚えています
セツ先生は、Parisのファッションショーで沢山のモデルの絵を描いたイラストレーターとしても有名です。
休み時間には、Parisについて、南仏の美しい風景について、フランス人について沢山お話しをされ、その頃から
「私もいつかはParisに住んでみたい!」と思うようになりました。
その後、アパレルに就職して、初めは営業。そして3年目から企画に配属され、
自分のブランドを持ち、デザイナーと共に百貨店に卸す商品作りをしていました。
その会社を5年で卒業して、自分で溜めたお金でParisに留学しました。
外国に行くのも初めてで、いきなり1年間留学ですからね、今思うとなんて無謀なんだと思いました。
もちろん、語学留学ですが知り合いの、Paris在住のコレクションのプレスの人を紹介して貰き
そこでParisの、プレタポルテやオートクチュールのファッションショーのチケットを頂き、
お金持ちで素敵な40代から60代のマダムに交じりながら、
若く20代後半の、普通の日本人の私が
ファッションショーを見ているんです。きっと不思議な光景だったでしょうね。
そこで私が感じたのは、ショーに出演している
若くて、スタイルが良くて、個性的で美しいモデルではなく、
優雅で、品があって、恐らく子育てなどをしてきた、女性としての
自信や風格などを身に着けたショーを見に来ていたマダム達の美しさでした。
フランス人は若さの美しさよりも
大人の女性、内面から滲み出る気品や美しさ優しさ、知性、強さを持った大人の女性が美しいと
思っている国民です。
私はある意味、衝撃を受け、いつまでも子供文化のまま、大人の文化が育たない、
そんな日本という国を不思議な国と思うようになりました。
(最近では、大人文化も育って来ているようには思いますが。。素敵な大人女子、男子もいらっしゃいます。)
そんな経験や思いから私は年齢を重ねても更に美しく、
内面から滲み出る自信や誇り、美しさでもっともっと、磨く、日本の大人の女性が増えたらいいのにな~という
思いから、カラーコーディネーターやインテリアコーディネーターの仕事をやっているんだと思います。
もちろん、日本の伝統色カラーなども「わびさび」が利いていて美しいと思いますよ~。
(そういえば、片言の日本語しか話せない外人の友達が「わびさび」を「わさび~!」と思いっきり言っていたのを思い出しました)
ただ、もっと自由に軽やかに明るい色をまとい、
内面の美しさを輝かせる様な、
ヨーロッパの色をコーディネートに取り入れてみませんか?
そんな方のお手伝いがしたいと思っています。