【展示】
■上野の森美術館「魔法の美術館」
お子様連れが多かった展示。
子どもも楽しみながらアートに触れられる
体験型の展示でした。
タイトルがわかりやすくて素敵。
子どもにも興味を持ってもらいやすい
わかりやすくて魅力的なタイトル。
アートの難解っぽさ、とか芸術っぽさ?による
近寄りがたさっていうのは、
結構タイトルにも左右されるんじゃないのかな
と、ふと思ったり。
特に現代アートのタイトルとかさ、
よくわかんないよね。
多くのひとに理解してほしいなら
もっとわかりやすくストレートで
魅力的なタイトルつければいいのに。
そういうもんでもないのかな。
■コニカミノルタプラザ「大宮エリー 星空からのメッセージ展」
女性向けの展示でした。
わかりやすくきれいなものがたくさん置いてあって
わぁーーってなるかんじ。
これは否定でも肯定でもないけれど
そこはかとない「Ozmall」的な香りを感じました。
疲れたOLさん、癒しの空間です、どうぞ~。的な。
なんだろう、自分が「どターゲット」で
どんぴしゃのものを目の当たりにしたときに感じる
うれしさと、面食らった感覚。
自分のヒットポイントと近似値のところに
ボールが飛んでくるからこそ、微妙なズレをズレと感じてしまうのかな。
総じてすごくよかったんですけどね。うーん。
■新国立美術館「アンドレアス・グルスキー展」
出た、スーパーカミオカンデ。
うちの高校のOB的にはなじみのある「カミオカンデ」が
キービジに使われていました。
俯瞰・群衆・巨大なものの中のちいさな個。
「おおきいことはいいことだ」じゃないけど
そういうものを捉えることで、逆に小さなものも見えてくる。
そういう「わかりやすいすごさ」はひとを圧倒する気がする。
それを表現しようとしたアンドレアスさんはすごいな。
かんたんなようで、簡単じゃないことだと思う。
特に写真でそれを表現しようとすることは
ピントの当て方で
ぜんぜん見え方が変わってくる、ということだろうから。
2013年、総じていろんなものに触れてみたけれど
結局まだまだ偏りがあるなぁと。
今年は情報のインプット量を褒められることはあっても
それとセットで「偏り」を指摘されることが多数あったな。
という1年でした。
来年のテーマは「バランス」にしてみようかな。
いままでのところ一番苦手なテーマなので
すぐにイヤにならない程度に、頭の片隅に置きながら
やっていこうと思います。
【これから読む予定のもの】
・重松清「とんび」
・伊坂幸太郎「モダンタイムス文庫版 上・下」
・若杉冽「原発ホワイトアウト」
バランス、を念頭に置いたときに
自分に欠けているものはなんだろう。
そういうものを知る意味でも、バランスってのは
意外とだいじなのかもしれないな。
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