今日は、小さな小さな音楽会30周年のボランティアで逗子に来ています。
この音楽会は、障害のあるお子さんや成人の方達のピアノの発表会です。
私は、大学卒業後2年半程、訳あって逗子に住んでおりました。
その当時、藤沢に「キラキラ星園」という重度障害児の母子通園施設があり、そこで働いていた時に一人の自閉症の男の子と仲良くなりました。
6歳でも言葉はほとんど話さなかったけど、音楽が大好きで、いつも鼻歌を歌っていました。
そのリズム感と音程はとても正確でした。
私は、朝の会などに歌の伴奏をしたり、リトミックなどを担当していたので、その子は私に興味を示し、好きになってくれたのです。
そこで、お母さんが私に「この子にピアノを教えて欲しい! 他の先生ではダメなんです!」
という訳で、大学卒業仕立てで未経験、それも重度自閉症の子にピアノを教えるなんて聞いたこともなかったけれど、とにかくやるだけやってみよう‼️
と、始まりました。
最初は3分とじっとしていられない状態でしたが、聞いていないようで聞いているし、お父さん、お母さんの熱心な支えがあって、思いの他少しずつできるようになりました。
1年後には何とか両手を使えるようになっていました。
しかし、また訳あって私は田舎に引っ越すことになってしまいましたが、お父さんが弾ける方だったので、その後お父さんが引き続き教えてくれていました。
その噂が広がり、休みの日に障害児を教えるようになり、そのうちお父さんは脱サラをして障害児のピアノの先生になってしまいました。
で、その発表会が今年で30回目になりました🎵
40人を超えるボランティアやホールのスタッフに支えられて、とっても暖かい音楽会なんです。
チョットした有名人なんですよ😊
お互いに歳とったねぇ〜
現在の師匠は、本人曰く、モーツァルトだって❣️
30年間同じものを使い続けている❤️