窓から日が差し込んで遠くのほうに虫たちの声が聞こえます

あれ?天気予報では雨だったような・・・?

外に出てみるとアルプスの山々に覆いかぶさっている分厚い雲

きっと午後にはここにも雨雲がやってくるでしょう




今は旧暦で「芒種」

稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと

目に見た景色がそのまま言葉になっている七十二候は「蟷螂生ず」

漢字が難しいけれど「カマキリ」と読むそうです



そういえば先日ハーブの手入れをしていたときに、レモンバームの葉の裏に小さなカマキリの赤ちゃんを見つけました

カマキリは稲や野菜には手を付けず、害虫を捕まえてくれる庭のパートナー

暑くなる季節、庭の門番をよろしくお願いしますよ~クローバー



おれの こころも かまも

どきどきするほど

ひかってるぜ

工藤直子「おれはかまきり」より

5月に開催した植物魔女の会。たくさんの方にお越しいただきありがとうございましたラブラブ

ハーブやアロマテラピーに親しんでいただきたいと思い開講した講座。メディカルな観点から精油の用い方をお話しさせていただきました。



使用するのはプラナロム社のケモタイプ精油。ケモタイプ精油は一本ずつロットナンバーがついており、細かい成分分析表のデータがついている安心・高品質の精油なのです。

もちろん、飲んでも大丈夫。その時の症状に合わせて処方し、蜂蜜に混ぜて飲んだり処方箋を考えて使用しています。(※ただし、専門的な知識がないと危険なので初心者の方は精油を飲むのはやめておいてくださいね)

今回は免疫力を上げ、エネルギーを高めてくれる精油を5つチョイス♪その中から自分にあったレシピを考えていただきオリジナルのブレンドオイルを作りました。



精油の香りにつつまれてゆったりと流れる時間ラブラブ



講座を通して一番皆さんにお伝えしたかったのはアロマテラピーの知識ではありません

五感を研ぎ澄まし、草木のエネルギーを感じてみること

身体の声に耳を澄ませてみること

あなたを形作っている60兆個の細胞は、今この瞬間もあなたを生かし続けるために働いていること

そして日々のちいさな幸せと奇跡にあふれた世界に気づくこと


人間もそうであるように草木もそれぞれにバイブレーションを持っていて、それぞれに色や形があり個性があります

人間みたいに話したりしないけれど、風にそよがれながら言葉にならないやさしい言葉で、この世界のすばらしさを教えてくれるのです

4月に開催した春を愛でる会は美しい日本の伝統文化を五感で感じていただきたいと思い、生まれました。

趣向を凝らした招待状もその一つ。

お客様のお名前の漢字を用い、イメージに合わせてオリジナルの句をご用意しました。作るのは歌人&コーディネーターのハルミさん。名前の文字に込められたエネルギーを感じながら短冊にすらすらと筆を走らせてらっしゃいました。



水引で梅を編んでシールの代わりにペタリ。封筒は紙司撰の美しい和紙を選びました。






招待状には上の句を入れてお送りし、当日は下の句を用意して合わせると一つの短歌になるという仕掛け。桜茶と庭のスミレとともに。



ハルミさん手作りの茶懐石風の点心。生のお琴の演奏を聴いていただきながらをゆっくりとした時間が流れます。



この日に合わせたかのように咲いた庭のシャクヤクの花。お抹茶をいただきながら、春を感じていただきました。




穀物を潤す雨の降る4月。ちょうどこの日もしとしと雨模様。旧暦の「穀雨」(新暦では4月20日~5月4日頃)の時期に降る雨には美しい名前がついていることをご存知ですか?


穀物を育む雨は瑞雨(ずいう)

草木をうるおす雨は甘雨(かんう)

春の長雨は春霖(しゅんりん)

早く咲いて、と花に促す催花雨(さいかう)

菜の花が咲くころに降る菜種梅雨(なたねつゆ)


「あー雨か、今日はついてないな」ではなくて、穀物を潤す雨が降っていると思うと、それだけで自然と感謝のこころが湧いてきます。旧暦のある暮らしは日々を豊かに彩り、忘れかけた日本人の精神性を思い出させてくれるのです。

旧暦のお話も交えながら、あっという間に時が過ぎてゆきました。アンケートには温かいお言葉がたくさん書かれていて、本当にこの会を開催してよかったと思いました。お忙しいところお越しくださった皆様、ありがとうございましたクローバー

またいつか、季節を感じるちいさな会を開けたらいいなと思います。